子供が大きくなると、「宿題した?」「明日の準備は?」「いつまで起きてるの!」など、小言が多くなりがちです。自分も小学生のときに言われて嫌だったのに、なぜか子供には言ってしまいます。
その結果、子供との間にあったはずの「うれしい、楽しい」という感情が減っていることに気づきました。そこで、「ガミガミ言わず、その子が好きなことを、1対1でただ楽しむ日」をつくることにしました。
皆さんのお子さんは、今、何に興味がありますか? 我が家は折り紙と動物です。

まずは長男です。昔からよく折り紙を折っていましたが、この春、折り紙ブームが再来していたので、東京・文京区にある「おりがみ会館」に行ってきました。
建物の規模はそれほど大きくありませんが、たくさんの作品が展示されています。長男がこれまで挑戦して、うまく折れなかったものもあったようで、どうやって折るのか、一つ一つを真剣に見つめていました。
自分で動くことが好きで、博物館や動物園など、「見る場所」は退屈だと言う長男。しかしここでは2時間ほど、様々な作品や和紙の染め工房などを見て回りました。
普段から無口なため、鑑賞中も後も感想は聞けませんでしたが、いい刺激になったようです。帰宅後、いつも以上に熱心に折り紙を折っていました。

数週空けて、次は次男です。生き物が大好きな次男は、小学生に人気の『最強王図鑑』をまねてトーナメント表を作ったり、動物園で動物の絵をノートに描いて、自分だけの図鑑にしたりしています。
そんな次男とは、国立科学博物館で開催されていた「超危険生物展」に行ってきました。様々な生物がその必殺技によって「肉弾攻撃系」「特殊攻撃系」「大群系」などに区分され、標本やCG、映像などを駆使して展示されていました。じっくりパネルを読んだり、体や爪、牙の大きさに驚いたり、小さいのに危険な生物に恐怖を感じたりと、こちらも時間をかけて、約3時間で回りました。
次男はおしゃべりなので、何が良かったか、どの生き物が最強か、今度はいつ行けるかなど、ずっと話しながら家に帰りました。
子供たちも楽しそうでしたが、いちばん楽しんだのは私だったかもしれません。
ここ数年、外遊びが好きな息子たちの体力についていけず、遊びに関しては夫に任せていました。今回は、子供たちのうれしい、楽しいという感情をダイレクトに感じ、好きなものに目を輝かせる姿が見られました。今、思い返しても「いい一日」でした。
お恥ずかしい話ですが、「目を輝かせる姿」を見たのはいつぶりか……。反省です。

毎日が、あの日のような「いい一日」になればいいのですが、現実は難しいかもしれません。日々、やらなければならないことがあるのも事実です。
それでも、一人一人の個性を大切にしつつ、できるだけお互い喜びながら生活できるように、まずはガミガミ言うのを抑える努力をしようと思います。




