春が来て、もうすぐゴールデンウイーク。この前まで寒かったのに、時間はあっという間に過ぎていきますね。
先月末に、祖母が入院したという話を聞きました。食事が取れない状態とのこと。原因は93歳という高齢による老衰。もう1カ月はもたないだろうと言われました。
その週末に、祖母のいる病院に面会に行きました。私が行ったときには運悪く寝ていて会話することはできませんでしたが、チューブがつながれ、痩せ細っている祖母は以前とは変わってしまっていました。
しばらく見ない内に小さくなった肩を撫でながら、「おばあちゃん、あのね…」と話しかけました。最近あったこと、明日は別の家族が来ること、プレゼントを持ってきたこと…。話しかけながら、祖母はどんな人生だっただろうか、いい人生を送れただろうかと不安になりました。
1933年生まれの祖母は、幼少期に第二次世界大戦を経験した世代です。しかし戦後の大変さなどは、一度も聞いたことはありませんでした。私には想像もつかない苦労もあっただろうに、ちゃんと幸せだったんだろうか…。こんな気持ちになるなら、もっと頻繁に、老人ホームにいる時から会いに行けばよかったと後悔しました。
プレゼントには、羊のぬいぐるみを用意しました。耳も目も悪くなっている祖母に、家族が面会に来たことも忘れてしまうかもしれない祖母に、私が帰った後でもどうにか温もりを、あなたは愛されているということを感じてもらいたかったからです。
やはり、一番伝えたかったのは感謝なので「今までありがとう」と言いたかったのですが、その言葉を言ってしまうと今日でお別れのようで、言うことはできませんでした。

面会から数日後に祖母は旅立ちました。当日、私は駆けつけることはできませんでしたが、たくさんの家族に見送られた最後となったようです。
祖母は、祖父が亡くなったちょうど3300日後に息を引き取りました。実は祖父は、3月30日生まれの三男で、名前に2回「三」の字が入る人です。「3」に縁のある人でした。そんな祖父が亡くなってから3300日後に祖母が亡くなったので、親戚も霊界から祖父が呼んだようだと驚いていました。
今回の旅立ちが、霊界から祖父が祖母を呼んだからだとすれば、今は二人で一緒にいるのだと思います。そうであればとても嬉しいです。祖父母が霊界で安らかに、幸せでありますようにと、心から祈っています。
(和)




