光言社 編集者ブログ

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2025年11月27日

アルバムからこぼれる愛

断捨離しよう。 

先日、そう思って押し入れを開けると、私が赤ちゃんの頃から幼少期にかけての写真が詰まった、古いアルバムが出てきました。

ページをめくると、面白いの何の。

当たり前だけれど、父も母もすごく若いし、幼い私は訳の分からないポーズをしたりしています。

知らない人たちに抱っこされている写真、自分と同じ背丈くらいの小さな銅像の横で得意げに立っている写真、おめかししているけれど前歯がない顔で屈託なく笑っている写真、懐かしい場所、昔よく遊んだ友達……。時間も忘れ、見入ってしまいました。

最初は笑っていたのですが、だんだん、ジーンとしてきました。

なぜかというと、写真に納まる私の顔が、すごく楽しそうだからです。目線の先にいるのは、カメラを持っている両親でしょう。

まだ小さな私は、頭から足の先まできちんと整えてもらっていて、その中に自分で買ったものはありません。全部、両親が選んでくれ、着せてくれたもの。裕福ではないながら、私を喜ばせようと連れていってくれた場所。写真からその背景が見えて、本当にありがたく思いました。

しかも、当時は、フィルムカメラで撮ったものをカメラ屋さんまで足を運んで現像してもらっていたわけです。スマホがある今と比べれば、手間も時間もお金もかかります。そう考えると、たくさんの写真が残っていること自体が、愛であると思いました。

親と過ごしていると、ついつい小言が出てしまいます。

「スマホの操作が分かんない? それ、この前も教えたばっかりじゃん!」

「え、きのう言ったじゃん! だから〜……」

いやいや、ちょっと待て。

まだ歩けなかった私を、ずっと抱っこしてくれた人。

何もできなかった私を、ここまで育ててくれた人。

ぶつかりそうになったとき、そんなことを思い出してみると、もっと優しく話せるかなと思うこの頃です。

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