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2025年05月22日

教会育ち女子、故郷に帰る

 先週末、私は育ちの故郷である愛知県へ帰省しました。

 

 家族と共に小学6年生の頃に引っ越し、現在は愛知に実家はありませんが、第二の故郷として毎年2回ほど帰っています。

 

 愛知に帰るときは、必ず教会の兄弟姉妹たち(幼馴染たち)に会っています。何年も前に引っ越したにもかかわらず、こうして関係が続いていることに毎回感動しています。

 

 私が元いた教会は、活動にも二世圏にも力を入れており、両親は夜遅くまで活動に尽力していました。その間、私たち子供は、夏休みや冬休みの期間はもちろん、学校がある日も、授業後そのまま教会に直行し、皆で宿題をしたり遊んだりして、学童のように夜まで教会で過ごしていました。

 

 

 そのように、兄弟姉妹で共に過ごす時間が長かったため、現在も兄弟姉妹との仲は良く、教会から足が遠ざかっている人も、同窓会などの集まりには足を運んでくれています。

 

 私自身も、教会に繋がっている理由の一つとして、この時の教会生活や、幼馴染たちの存在が大きいと感じています。

 

 教会で兄弟姉妹たちと夜まで過ごしたのは楽しい思い出として残っていますが、一方で、両親は活動で忙しく、あまり家にいませんでした。本来ならば、子供にとって寂しい記憶になってもおかしくない環境だったと思いますが、私は一切寂しいと感じたことがありませんでした。

 

 それはきっと、兄弟姉妹と幼い頃から共に過ごし、家族同然の関係性を築けていたからだと思います。そのため、私は教会に行くということに疑問を持ったことがありませんでしたし、むしろいつも教会に行くのを楽しみにしていました。

 

 今となってはその関係性がどれほど重要なのかを感じています。その関係性のおかげで、教会に対しても、活動で忙しくあまり家にいなかった両親に対しても負の感情を抱くことなく育つことができました。また、久しぶりに会っても緊張せず、何でも話し合える、第二の家族と呼べる関係性を築けました。

 

 

 今はさまざまな事情で教会から足が遠のいている兄弟姉妹もいますが、それでも、教会の同窓会には参加してくれるのは、その時の関係性があるからだと感じます。

 

 前に愛知にいたころの話を両親にしたところ、「あの頃は活動で忙しく、子供といる時間があまりなかったので少し寂しかった」と話してくれました。その言葉を通して、色々葛藤しながらも、その心情を乗り越えてきた親の影の努力があったのだと知りました。

 

 そのような親の努力や、周囲のかたがたの精誠と大きな愛の中で、私は育てられてきたのだと感じました。今、自分がこうして光言社で働いているのも、多くの支えがあってこそだと感じ、もっと感謝しながら歩んでいこうと思いました。これからも、その感謝の心を忘れずに、一歩一歩進んでいこうと思います。

 

(園)

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