「うわ〜、あれ、やっておけばよかったな」ってこと、ありませんか?
私は、結構あります。小さなことから、大きなことまで。
眠くて目が開かない。きのう夜更かししないで、早く寝ればよかったな。
全然、テストの問題が解けない。もっと勉強しておけばよかったな。
電車が行ってしまった。もう少し早く家を出ればよかったな。
何を買いにきたか忘れた。メモしておけばよかったな。
久々に運動したら膝が痛い。日頃から、しっかり動かしておけばよかったな。
時間も体力もあった学生時代。怖がらず、いろんなことに挑戦すればよかったな。
今は会えないあの人。もっと、ちゃんと気持ちを伝えればよかったな。
他にも、数え切れないほどあります。
この中で、小さな後悔の原因は、怠惰な自分に負けてしまったことがほとんどです。
一方、大きな後悔の原因は、「もし失敗したらどうしよう」「こんなこと言ったらどう思われるかな」など、頭の中でぐるぐる考えてしまったことでした。
私は、常に〝正解〟を探していました。失敗したくない。ベストな道を選びたい。
それ自体を「悪」とは言い切れないと思います。でも、〝正解〟を求めすぎて、結局、行動できずに後悔するのは悲しいですよね。
先日、ある二世と話していたときのこと。
私が、「何が正解か分からなくて……」とつぶやくと、その子は、「選んだものは、全部、正解ですよ」と言いました。
そのとき、本当に、目からうろこが落ちるようでした。自分でもびっくりするほど、心が軽くなったのです。
根拠はなく、ただ、私を励ますために言ってくれたのかもしれません。しかし、それで十分でした。
「人間万事塞翁が馬」と言いますが、そもそも、自分の選択が正解か不正解かなんて、すぐには分からないですよね。
たとえ〝不正解〟だったように思えても、その経験を話すことで誰かのためになるなら結果オーライかな、と考えるようになりました。笑ってもらえるだけで、救われることもありますし。
大事なのは、何を選ぶにしても、「天の父母様を動機とすること」でしょうか。
真のお母様が地上にいらっしゃる黄金期。小さな後悔も大きな後悔もしないよう、日々、怠惰や不安を一歩超えて、歩んでいきたいです。