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2020年12月10日

私の祝福体験記⑨「意見の違いは、家の文化の違いから」

性格は合っても、意見が合うとは限らないのが夫婦だと思う今日この頃。

我が家は、お互いの意見が合わないときは、ひとまず話し合って、落としどころを見つけるようにしています。

 

お互いに意見やその理由、代案などを交互に話していくので、時々「まるで囲碁か将棋を指しているようだな」と感じます。

相手の一手をいなしながら(=相手の意見を聞きながら)、自分の一手を指す(=自分の意見を言う)といったイメージでしょうか?

「なるほど、そうきましたか。でもこういう考えも」と碁を打つ姿を想像してしまい、クスッと笑ってしまいます(五目並べくらいしか、やったことはありませんが)。  

そうやって一局終えた後、つまり話し合いの末、自分の思っていた結論に至らなくても、「まあ、いいか」と思うようにしています。

 

ですが、話し合っても未だ決着のつかない一局があります。

それは、夏場に家を空けるときに「窓を開けるか、開けないか問題」です。

 

暑いのが苦手な主体者は、窓を開けておき、帰ってきたときに少しでも涼しくしておきたいとのこと。

私としては、防犯上、戸締まりはきちんとしておきたい考えです。

 

都会の人は、戸締まりはちゃんとするものだと思って上京してきたので、私の勘違いなのかと思ったりもしました。

試しに東京出身の私の母に、「都会の人も窓を開けるのかな?」と聞くと、「今は、基本的に閉めるでしょう」とのこと。

「やっぱり、そうだよね。うんうん」と私も納得し、やっぱり自分の意見が多数派だと思いました。

 

ちょうど巷を騒がせていた空き巣事件の話をしても、私の方が先に帰ってくるので、エアコンを付けて涼しくしておくという代案を出しても、やはり開けておきたいとのこと。

どうしたものかと思っていたある日のこと。

ちょうど主体者のご両親が、家に遊びに来たのですが、そのときのご両親の言葉が衝撃的でした。

 

義父「今日もやっぱり暑いね~。家の窓開けて、出掛けてきて正解だったな」

義母「そうそう。台所横の窓開けると、風が入ってきてね」

 

聞けば、ご両親は外出するときは家の窓を開ける派なのでした。

主体者がなぜ、窓開け派なのかを一瞬で納得した瞬間でした。

都会か田舎に限らず、やはり生まれ育った環境で意見が変わるものですね。

 

今は冬なので、この「窓を開けるか、開けないか問題」も休戦中。

来年はどんな一手を打つか、今から検討です。

 

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