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9月22日、真のお母様がソウル拘置所に入られて以降、天心苑特別徹夜精誠で、天愛祝承子・文信出様と文信興様、そして文姸娥様、文薫淑様が面会時のお母様のみ言やごようすなどを伝えてくださっています。
11月号では、9月23、24日に語られた文信出様のメッセージの一部を紹介します。
以下は、9月23日の徹夜精誠で、文信出様が韓国語で語られた内容を翻訳し、整理したものです。

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拘置所におられても
食口たちを心配されるお母様
食口の皆さん、こんにちは。
きょう一日は本当に、食事もよく喉を通らず、よく眠れなかったことでしょう。
食口の皆さんは、状況を理解できず、この燃え上がる、「どうして、私たちの真の父母様にこのようなことがありうるのだろうか」という、恐らく深い憤怒と、自分たちの無力さに、もどかしい思いを持たれていると思います。
この世界にこれを表現したいのに、どうすべきでしょうか。心が痛む一日だったと思います。
しかし、申し訳ないことですが、私には、食口の皆さんの心を全て理解し、共感できるほどの器はありません。今、お母様がどのようなお気持ちかということを理解しようとするだけで、いっぱいいっぱいです。
かけがえのない存在は「食口」

▲第1402回天心苑特別徹夜精誠でメッセージを語られる文信出様(9月30日)
それでも、私が確信していることが一つあります。お母様がなぜ今年、この困難な状況の中でも、つい先週にも、私と信興を世界巡回に送られたのか、それを私は理解できるような気がします。
巡回をしながら私が学んだことは、家庭連合において最も大きい、かけがえのない存在は、「食口」だという点です。
つい2週間前も、お母様は私たちが巡回に出る前に私たちを呼ばれ、「心配するな。韓国は心配するな。あなたたちは出ていって、世界にいる食口に、私は大丈夫だと伝えなさい。感謝していると伝えなさい。そして、宣教師たちに感謝していると伝えなさい。彼らが位置を守っていたから、今、摂理が生きているのであり、私たちが知らない所で誰かが伝道をしていたから、今、私たちがいるのです」と教えてくださいました。
ですから今、お母様が、環境的にも心理的にも困難な状況の中で何を最も願われるだろうかと思い悩んでいるとき、私はむしろ、お母様がこのように考えておられるだろうと思いました。
(真のお母様は)食口の皆さんがどれほどお母様を愛しているかを知っておられるので、もしかすると、(お母様を愛する)その感情ゆえに食口たちがむしろ傷つかないだろうか。自分の子女たちが傷つかないだろうか。私(お母様)がいないこの状況によって、その思いに耐えられず、(心に)傷を負わないだろうか。
(お母様は)そのような心配をしていらっしゃると思うのです。
許し、愛し、社会のために祈る

▲第1397回天心苑特別徹夜精誠でメッセージを語られる文信出様(9月23日)
そして私は、個人的にこのように考えます。
「お母様が今、私たちに最も願われることは何だろうか。集会だろうか。何かの声明文だろうか。何かの刷新運動だろうか」
このことを考えたとき、お母様は最初から最後まで一貫して、ご自分は「平和の母」であると語り、「世界のために祈りなさい」とおっしゃっていました。
私たちが社会でデモをしたり、過激な行動をしたりすることを考えているとするなら、お母様は「許しなさい。愛しなさい。その行動を通して、社会に示しなさい。私を信じられなくても、私に従う私の子女を見なさい」と言われるのではないでしょうか。
自分の命よりも大切な真の母を失ったこの瞬間に、私たちが執る行動は、許しであり、愛であり、(お母様は)むしろこの韓国のために、この社会のために祈り、進む姿を望んでおられるのではないでしょうか。
それを通して、お母様がご自分の人生の、真の父母様の人生の結果である私たちを見て、「ああ、私の生涯における、平和のための、世界のための歩みは、私の子女を通して守られるのだな。私がいなくても心配ない」と感じられる、そのような姿を見せるべきではないかと、個人的に感じました。
本当に、私も理解できません。頭では理解できません。どうしてあのように、社会から見たときに、健康でもないおばあさんを、拘置所に拘束する判断を下すことができるのか。怒りが出てこないわけがありませんね。
ですが私の心は、私たちがこの状況で、憤怒で、怒りで対するのではなく、真の父母様の生涯が証しするように、愛を、許しを、理解を見せることをお母様は願われるだろうと、個人的に感じました。(拍手)
実際、私もまだ(数えで)27歳です。(皆さんは)多くの心配があると思いますが、それでもお母様を中心としてこの困難な状況を、私たちが心を一つにして進まなければならないと感じます。(拍手)
ですから、心の中に整理できない憤怒があるかもしれませんが、少なくとも、少なくともお母様の安全が確保されるまで……。お母様が私たちと共にするまでは、この思いをお母様のために消化しながら共に進むことが、孝子としての道理ではないでしょうか。
このようなことを話して、私の短い挨拶を終えようと思います。
ありがとうございました。
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本誌21〜24ページでは、9月24日に語られたメッセージも掲載しています。併せてごらんください!
*編集部から*
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