光言社 編集者ブログ

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2022年11月17日

小学生の私が初めて真剣に祈ったとき

 私は、今年の夏から小学生向けの教育誌『ムーンワールド』を担当するようになりました。

 『ムーンワールド』担当になってから、〝小学生のとき、私は、どんな信仰をしていたっけ?〟と思い返すことがあります。

 一番に思い出すのは、風を吹かせる特訓をしたことです。私は神の子なのだから、風くらい自在に吹かせられるのではないかと思ったからです。少し風のある日に、人けのない路地の真ん中で、一生懸命、「風よ吹け!」と念を飛ばしました。

 でも、自分がつくった風なのか、ただ普通に吹いているだけの風なのか、よく分かりませんでした。〝これは、私の風かな!〟とか、〝あれ、今度は吹かないぞ〟とか、一人でいろいろ試してみました。 

 あとは、初めて真剣にお祈りをしたことも覚えています。

 弟は、毎日寝る前に、なぜか自主的にお祈りをしていました。私は、母に「弟を見習いなさい!」と言われながらも、ちゃんとお祈りをしたことがありませんでした。

 そんな私が、真剣に祈らざるをえなかった事件がありました。学校で水泳の授業があるのに、水泳帽を家に忘れてきてしまったのです。

 先生から、「水泳帽がない人は、プールに入れません!」と言われたのを思い出し、目の前が真っ暗になりました。私は水泳が大好きだったので、見学は絶対に嫌だと思っていました。

 そこで、神様に、「水泳帽を持ってくるように、お母さんに伝えてください!」と切実にお祈りをしました。そして、授業が始まる時間ギリギリまで、げた箱で母を待っていました。

 結局、母は現れず、忘れたことを先生に正直に打ち明けました。すると、あっさりと貸し出し用の水泳帽を渡され、「なぁんだ、貸してもらえるんだ」と安堵しました。 

 幼い頃の私は、神様を信じたら超能力が使えると思っていたのかもしれません。そんな女の子を見ながら、神様はどのように思っていらっしゃったのでしょうか。子供ですから、〝かわいいなぁ〟と思っていらっしゃったかもしれませんね。

 

 最近、夢の中で真のお母様と一緒に動物園に行きました。二人きりで、手をつなぎながら、見たこともない動物を見て回りました。お母様の手は、温かくて、ちょっとシワシワしていました。

 

 

 成長しながら、私の「神様観」や「父母様観」も変わってきているのを感じます。昔はスーパーマンみたいだと思っていた真の父母様も、今は〝近く侍りたい方〟と思うようになりました。

 これからも、私がもっと成長するように、神様がいろいろなイベントを準備してくださっていると思います。私はそれが楽しみです。

 

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