光言社 編集者ブログ

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2022年09月22日

『祝福家庭』106号(2022年秋季号)紹介
&編集こぼれ話「百尺竿頭」

『祝福家庭』106号(2022年秋季号)が発刊されました!



◎今号の紹介
・方相逸・神日本大陸会長メッセージ「今は基本に戻って信仰を立て直す時」
 方相逸・大陸会長は、「困難なときこそ、より難しい道を探していくのが勝利の公式である」という真の父母様のご指導を紹介し、“人々が行くことを躊躇するような道を探し、真の愛を実践する人生を送りましょう”と激励しています。勇気を与えられる、力強いメッセージです。

・家庭教育局通信「男性が集いやすいコミュニティーづくり」
 現在、日本家庭連合が抱えている極めて重要な課題の一つが、男性祝福候補者の不足です。今号では、その課題解決に向けた取り組みについて、二世圏祝福推進センターの佐々木勝一センター長が解説。二世圏男性が魅力を感じ、自分の“居場所”と思えるようなコミュニティーづくりの参考になる内容が満載です。ぜひ、お読みください。

 今号の推し記事は、2022年10月の毎週土曜日(10月1日、8日、15日、22日)、4回にわたってBlessed Lifeで紹介します。

◎古参編集員の編集こぼれ話
 編集の過程で、この年(6000双女性です、お察しください)になるまで、見たことも聞いたこともなかった言葉に遭遇することがあります。

 今回もありました。それは、天の父母様聖会の方相逸・神日本大陸会長のメッセージの中に出てきた「百尺竿頭」という言葉です。

 方相逸・大陸会長は、真の父母様のご路程を表現する言葉として、「百尺竿頭に一歩を進まれ」と使っておられました。

 漢字そのものが難しいわけではなく、何となく「ひゃくしゃくかんとう」とは読めますが、意味は見当もつきませんでした。
 早速、調べてみると──



・読み方 予想どおり、「ひゃくしゃくかんとう」でしたが、「ひゃくせきかんとう」とも読むとありました。「ひゃくせき」のほうが、かっこいい気がします。

・意味 百尺もある竿の先端。転じて、到達しうる極限、最上の極地。
 ちなみに、1尺は約30センチですから、100尺は約30メートルといったところでしょうか。もっとも、この場合は、実際の長さが問題ではなく、「とてつもなく長い竿の先」という意味ですね。

・出典 『景徳傳燈録』(中国北宋代に編纂された、禅宗を代表する歴史書)

・使い方 慣用表現として、「百尺竿頭進一歩(ひゃくしゃく かんとう しんいっぽ)」「百尺竿頭に一歩を進む」などがあり、「すでに努力・工夫を尽くして頂点に達していながら、さらに尽力すること」といった意味になります。

 以上のことから、方相逸・大陸会長のメッセージの言葉を解釈すると、真の父母様は、「これ以上ないほどに精誠を込めて努力し、最高地点に到達されたにもかかわらず、さらに休むことなく歩みを進めてこられた」ということになります。

 私はこの言葉から、ゆらゆら揺れる長い長い竿の先に立ち、何もない空間に向かって、えいっと跳躍するといった映像が浮かんできました。正に命懸けです。

 真の父母様のご生涯を貫いている姿勢、精神を表すのに、これ以上の言葉はないと、方相逸・大陸会長の語彙力にうならされたのでした!



 新しい言葉を覚えるのはいくつになっても楽しく、世界が広がる気がします。これぞ、役得!
 さあ、次号ではどんな言葉との出合いが待っているでしょうか。楽しみです。


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