光言社 編集者ブログ

印刷

  • ほぼ5韓国語講座
  • いいね(5)

2019年07月15日

ほぼ5韓国語「聖書ものがたり2」⑬

絵本「聖書ものがたり」をもとに、ほのぼのと韓国語を勉強しましょう。

:語学院と大学合わせて5年間韓国に留学   
:日本の大学で韓国語を第二言語として学ぶ。中級レベル 
:カナタラと簡単な単語を覚えたので、これから文法も勉強したいところ  

 

きょう勉強するのは、こちらの2つの文章です。
①아담과 해와는 황폐한 땅에 다다랐어요.
②이제는 하나님의 따스함을 느끼지 못했어요.
③둘은 거기서 땅을 갈면서 살기로 하였어요.
*聖書ものがたり2『アダムとエバ』22~23ページ

 

 

かんな:きょうは、どんなことわざを紹介しようかな~。 

こくよ:前々回の講座で教えてもらった「기우(杞憂)」みたいに、韓国でも日本でも同じ意味のことわざってありますか?

かんな:んー、いろいろあるけど……。使う言葉は違うけど、同じような意味のことわざなら、「범에게 날개:虎に翼」かな。

こくよ:虎に翼??

ごんた:ペガサスの虎バージョンですね()

こくよ:うーん、どんな意味なんでしょう?

かんな:日本語だと「鬼に金棒」だよ。ただでさえ強い虎に翼まで生えたら、一層強くなるって意味かな。

ごんた:なるほど。空も飛べたら最強ですね。

こくよ:そんなに強くなったら大変そう(^0^;)

かんな:まあ、敵ではなく味方にしておきたいね。

 

 

こくよ:①の文書の「다다르다(至る、到着する)」は、変則活用ですよね?

かんな:そう! 「으変則活用」だよ。

こくよ:「다다르다」なのに「르変則活用」じゃなくて、「으変則活用」なんですか?

ごんた:変則活用……まだまだあるんですね(@@;)

かんな:まだまだありますよ。さっきこくよちゃんが言っていた르変則活用は、動詞や形容詞の語幹が「르」で終わる単語を「아/어요」調にするとき「르」が取れて「ㄹ라요/ㄹ러요」に変わる活用です。

こくよ:例えば、「다르다+아요 → 다+ㄹ라요 → 달라요」なんかですよね。

かんな:うん。ただ、語幹が「르」でも、르変則活用に属さず、으変則活用する単語もあるんだよ。

こくよ:なるほど、そういうことか!

ごんた(@@;)

かんな으変則活用は、語幹が「ㅡ」の母音で終わる動詞・形容詞を「아요・어요」調にするとき「ㅡ」と「ㅇ」が取れる活用だよね。

こくよ:なるほど、こういうことですね! 「다다르다+아요 → 다다라+요 → 다다라요」

かんな:そうそう。

ごんた:こんなに変則があると、覚えたくなくなります……。

かんな:でも基本なのでしっかり覚えておかないと、文を作るときにかなり大変ですよ。何となくでもいいので理解して、あとは音で覚えていけば自然と身に付きますよ!

こくよ:確かに! 変則活用がある単語でも、よく使う単語は何も考えずに活用できてますね。

ごんた:その言葉を信じて、がんばります(>_<)

 

 

かんな:今度は、簡単に単語の説明をしましょうか(^^;)

こくよ:あ、③の文章に出てくる「갈다」ってなんて意味ですか?

かんな「갈다」は、「耕す」「磨く、研ぐ」「(別の物と)取りかえる、切りかえる」といろいろな意味があるよ。

ごんた:へー、全然意味が変わってきますね。

かんな:そうなんです。ここではどの意味で使われていると思いますか?

ごんた:えっえーっと、絵本の絵を見ると地面を耕してるみたいなので、「耕す」ですかね?

かんな:正解です!

こくよ:パチパチパチ(拍手)

ごんた(絵があってよかった)

かんな:こんな感じで、前後の文脈や絵なんかを頼りにして判断していきましょう。

こくよごんた:はーい

 

 

かんな:最後は、③の文章「살기로 하였어요」で使っている「~기로 하다」ですね。じゃあ、ひさびさにこくよちゃん、解説よろしく!

こくよ:はーい(^^;)「~기로 하다」は、「~(する)ことにする」という意味の文法です。動詞の語幹の後について、決定や決心、約束の意味なんかを表すんです。

かんな:うんうん。文を作るときの注意点は何かある?

こくよ:えーっと、「기」の前に来る動詞は、過去形や未来形にして付けることはできません。例えば、こんな感じですね。

이 과자를 먹기로 했어.(このお菓子を食べることにしたよ。)
이 과자를 먹었기로 했어.(×)

ごんた:ふむふむ。そのままくっつければいいんですね!

こくよ:そうです!

 

〈きょうのポイント単語〉

황폐하다:【形容詞】荒廃した、荒れ果てた、すさんだ
땅:【名詞】土地、地面、土
다다르다:【動詞】至る、到着する、届く
거기:【名詞】そこ
갈다:【動詞】耕す、すき起こす

 

*書籍の詳細はこちら

 

いいね(5)

戻る