光言社 編集者ブログ

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2016年11月11日

天一国四大聖物は、「矜恤の聖物」です

 最新の『祝福家庭』82号(2016年秋季号)、今回の特集は、「天一国四大聖物と基元節4周年に向けて」です。11月になり、各家庭教会において聖物の伝授が進んでいます。82号の特集を読むことで、もう一度、天一国四大聖物に込められた真の父母様の願いを尋ねていらっしゃる読者も多いのではないでしょうか。

『祝福家庭』82号の特集

 先日、私の家庭でも礼拝後に三つの聖物(聖燭、聖塩、聖土)を伝授していただきました。その時、最初に心の中に浮かんだのは、「矜恤の聖物」という言葉です。それは、真の父母様が天一国聖物伝授式の際に捧げられた祈祷の中にありました。

 「矜恤」は韓国語であるため、私たち日本人はあまりピンとこない人も多いと思います。以前、自宅で韓国ドラマ『ホジュン』を視聴した時、画面下の字幕の中に、矜恤という文字を見つけました。それは、朝鮮王朝時代に活躍した名医・許浚(ホジュン)の生涯を描いたものです。医術の手ほどきを受けている師匠から、医者としていちばん大切な心掛けについて、許浚が教えを受けている場面でした。それを要約すると、次のような感じになります。

 「目の前にいる患者が苦しんでいる姿を見て哀れに思う矜恤の心をもち、その患者を見て自分の家族が苦しんでいると考え、もっている知識や経験の全てを用いて治療に当たるのが、医者としての務めです。そのような矜恤の心で治療する医者を『心医』と呼ぶのです」

 この矜恤の心は、私たちが伝道や神氏族メシヤ活動をするうえで必要な心掛けだと思われます。今回は、真の父母様が共に天一国に入ることのできる祝福家庭がいないことを寂しく思われ、真の父母としてでき得るすべての権能を行使され、矜恤の心情から、天一国聖物を伝授してくださいました。

 真の父母様の親としての矜恤の思いを知って所属教会で聖物を頂いたとき、私の心の中には、何か温かいものがあふれてきました。そして、真の父母様から頂戴したこの恩寵に応えたいという衝動を感じたのです。もしかしたら、これが「孝情」というものなのかもしれない、そう思いました。自分の中に生まれた「孝情」の思いをしっかりとかみしめ、多くの人にみ言を伝えていきたいと決意しました。(F)

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