光言社 編集者ブログ

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2024年06月06日

久しぶりの母子手帳

 30歳を過ぎた息子(結婚して独立している)が、「俺って、何時何分に生まれたの?」と聞いてきました。
 とっさには思い出せず、必死に30年前の記憶をたどりながら、「うーん、午後だったなあ。明るいうちだったことは確か」としどろもどろで答えると、「正確な時刻、教えてくれない? 運勢を見てもらうから」とのこと。

 「二世として生まれて、祝福を受けても、やっぱり運勢は気になるのね」と心の中でツッコミを入れつつ、久しぶりに母子健康手帳(以下、母子手帳)を引っ張り出してみると、誕生は「午後2時50分」と記録されていました。
 午後の明るいうち──。まあ、大体合っていました。
 ちなみに、30年前、わが家が住んでいた東京のとある区の母子手帳は、こんなデザインでした。並んで写っている小さな桐の箱には、へその緒が入っていて、母子手帳とセットで保管しています。

 

 

 母子手帳を見ていたら、出産時のことがよみがえってきました。
 幸い、お医者さんはじめ、職員が全て教会員という病院で、分娩室には聖歌が流れていました。
 第一子だったので夫も気合が入り、休みを取って立ち会ってくれました。
 生まれた赤ん坊を私の胸に抱かせてくれた助産師さんから、「お父さん、お祈りしてください」と促されて、新米パパが感謝の祈祷。クタクタで放心状態だった私の体に、その祈祷が染み渡ったように感じました。
 つくづく恵まれたお産だったと思います。

 母子手帳によると、分娩所要時間は約5時間。
 自分としては、十分に長く苦しい時間でしたが、生まれた後、お医者さんも助産師さんも口をそろえて、「安産で良かったですね」と言っていました。
 えっ、あれが安産?
 とすると、難産ってどれだけ大変なのかしらと、ぞっとしたのを覚えています。

 この息子、幼少期は喘息気味で、台風が近づくと苦しそうに喉をヒューヒュー言わせていたので、かわいそうで申し訳なくて泣けたっけ……。
 小学校から野球に夢中になり、そのおかげか喘息はうそのように治りましたが、中学・高校は部活優先で、教会に全く行かなくなりました。

 そんな息子が大学時代に突然、自分からみ言を学び始め、祝福を受けたいと言い出したときには、本当に驚きました。
 二世のバックボーンは、親の運勢とか功労以上に、天の父母様であり、真の父母様であったということを再確認した瞬間でした。

 息子よ、天から頂いた最高の運勢を、すでにあなたはつかんでいます。
 真のお母様が愛するピュアウォーターとして、自信を持って歩んでいってほしいと、母は心から願っています!

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