光言社 編集者ブログ

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2019年08月01日

「誰も相対してくれない」と思う前に、まずは自分にできることを最大限やってみる 編集員Sの備忘録シリーズVol. 8

入社から1年半が過ぎたので、新米編集員をついに卒業した編集員です(自称)。
そのためシリーズ名も「新米編集員の備忘録」から「編集員Sの備忘録」に改めました。
(Sは……苗字の頭文字です。まったくもってひねっていません。はい)

さて、新米を卒業したので、今回はタイトルも気合いを入れて考えてみました。

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(通称:もしドラ)」がヒットした頃から、長いタイトルの本も増えましたが、タイトルやキャッチコピーを考えることも、編集員の仕事の一つです。



せっかく良い本ができても、目を引くタイトルやキャッチコピーを付けないと、お客様の目に触れる機会が減ってしまいます。

光言社の書籍は、ジャンルが絞られていますし、あまり奇抜なタイトルを付けるわけにはいきませんが、既刊の書籍に似たようなタイトルを付けてしまうと、「同じ本かな」と思われてしまうので、やはり工夫が必要です。

「なんで売れないんだろう。活字離れかな~」ってぼやく前に、「作り手側として、お客様に『買いたい』と思っていただける本を作ったのか? 目を引くタイトルを付けたのか?」と考えられる編集者でありたいと思います。

結局は、お客様の「買う・買わない」を問題視するのではなく、お客様が「買いたい」と思える企画・内容・タイトルになっているのかが重要なんですよね。

この考えは、大学生のときに思いついたものです。
鮮文大学の礼拝や訓読会の最後には、「お知らせ」の時間がありました。ただ、みんなは「早く帰りたい」と思っているため、聞いてくれなかったり、途中で抜けてしまったりします。
 

そんなとき「みなさん知っていましたか?」「私には関係ないだろうと思っているそこのあなた!」みたいな前振りを付けると、みんな顔をこちらに向けます。
あとは、簡単な笑いを取って、ポイントを押さえて説明すれば、ちゃんと最後まで聞いてくれます。細かい内容は、LINEでメッセージを送れば済むので、1~2分を目指して話します。

私は、「どうしたら聞いてくれるのか」ではなく、「どうしたら聞きたくなるのか」を考えたんです。
これは、似ているようで違います。

相手の立場、相手の基準に合わせて対していく。
相対基準を結び、授受作用するところに発展がある。

「相手のために自分にできることってなんだろう」って考えると、ぼやく時間も自然となくなりました。
だって、工夫できること、やるべきことは、たくさんあるんですから。


長くなってしまいましたが、きょうもお客様に「買いたい」と思っていただける本を目指してがんばります!

 

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