韓国のベストセラー作家である金辰明氏の来日を記念した「小説『預言』日本語版出版記念会」で、金辰明氏が講演した内容の一部を掲載しました。
「私が考えるとき、韓国でいちばん大きな人物は文鮮明師だという思いを持っていたのです。私が先ほど宗教は好きではないと話しましたが、知識人、知性人として宗教が好きというのは、おかしなことではないですか。しかし、私は、文鮮明という人がとても大きな人物だということは、知っていました。それは私が作家として、歴史を観察する人間として、文鮮明という人物の大きさ、器を感じていたからです」
「もう一つ、私の心を捉えたのは、『共産主義の崩壊に文鮮明牧師が決定的な役割を果たしました』という金錫柄理事長の話でした。なぜなら、20世紀最大の事件は共産主義の崩壊です。最大の謎は、なぜゴルバチョフ書記長(大統領)が共産主義を放棄したのかということです」
「韓日がなぜ一緒に歩いていかなければならないのかを、文鮮明師のお話だけでなく、歴史的に、理性的に、知性的に考えてみましょう。長い間、両国歴史を観察してきた私が得た結論は、それが韓日が進んでいかなければならない運命的な道だということです。昔、私たちは、7、8000年前にシベリアを一緒に渡ってきました。それが、まだ続いているのです。
……私は次の小説を、それをもって書かなければならないという考えを抱いて帰ります」。
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