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2017年05月24日

「祝福家庭」84号(2017年春季号)読みどころ紹介⑨
李海玉先生の説教「人生で一番重要なこと」

 

 この世の人生は「苦海」と言います。親のいない世界です。親もなく、一人でこの世の中で暮らせば苦海になります。苦しく、空しく、罪の意識の中で死の恐怖に苛まれます。

 

 「空しさ」と「罪意識」「死の恐怖」という3つの苦しみから解放され、自由だという人はいません。しかし、天の父母様を知ることで、これらから解放されます。人生が苦海ではなくなります。

 

 親と一緒に歩むならば、暗闇の夜道を歩いても、それは「旅」です。親と一緒ならば、夜道も怖くありません。パパ、ママの手を握っているので怖いものがなく、むしろ面白く感じるのです。たまに痛く感じても、パパとママがそばにいるから、私を助けてくれると思います。

 

 親と一緒にいるからといって、痛くないことはありません。痛いときは痛いのです。親と一緒でも、おなかは空いてきます。大変なときもあります。だけど怖くありません。恐れないのです。

 

 「(おまえは)恐れるな、わたしはあなたをあがなった。わたしはあなたの名を呼んだ」(イザヤ43・1)と記されているように、天があなたの名を呼んだのです。

 

 それは、私を召命したということです。呼んだということは、「あなたは私(神様)のものだ」ということです。

 「私のものだ」と言えるのは親だけです。「おまえはサタンのものではない。私のものである」と。ですから「恐れるな」というのです。

 

 聖書には、「恐れるな」という言葉が366回書かれています。このように、神様も私たちに対して、「小言」のように繰り返されます。愛すれば小言を言うようになるというのです。

 

 この場には二世もたくさん参加しています。

 

 「お母さんは、いつも私に小言を言うんです。勉強しなさい、掃除しなさいと。本当にもう嫌だ」と考える人がいるならば、神様も小言をおっしゃる方だと知ってほしいのです。愛すれば小言を言います。それが「愛している」という意味です。

 

 私たちの人生でいちばん重要なことは、信仰です。親と出会った人は恐れるものがありません。 この世の人々は、たとえ健康でたくさんのお金を持って楽しそうに見えても、その心の深いところには、いつも恐れがあるのです。

 

 「死んだらどうなるだろう?」「死んだら終わるのか?」と、不安と恐れがあるのです。

『祝福家庭』84号(2017年春季号) 40~41ページより

 


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