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2018年05月24日

『祝福家庭』88号(2018年春季号)読みどころ紹介⑧
「個性花咲く光の子」第9回
「正直に生きるって素晴らしい!」

 

 

親の祈りで子どもの成長をサポート

 先日、二人の園児(AくんとBちゃん)が取っ組み合いのけんかをしました。

 二人が将棋を指していたとき、Aくんがルールを守らなかったことで、Bちゃんが腹を立ててAくんを叩きました。するとAくんも怒って、将棋盤をBちゃんのおなかにぶつけたので、あっという間に取っ組み合いになったのです。

 Bちゃんが、部屋を飛び出したAくんを追い掛けて叩こうとしたので、私が止めに入りました。Bちゃんに話を聞くと、先に叩いたことを素直に認めました。ところがAくんは、けんかの原因を「忘れた」と、とぼけたのです。Bちゃんは「うそつき さっきあったことなのに、どうして『忘れた』と言うの」と声を上げました。自分は正直に話したのに、Aくんが正直に話してくれなかったことが、許せなかったのです。

 私がBちゃんに「人を叩くのは良くないけれど、自分のしたことを正直に話すことは大切だよね。あなたは正直に話して偉いね」と言うと、怒りは少し収まったようでした。Bちゃんは「さっきはごめんね」と、Aくんに謝りました。Aくんはとても驚き、バツの悪そうな顔をしていました。そのようなAくんに、Bちゃんはさらに「一緒に遊ぼう」と声を掛けたのです。

 そこに先生が一人やって来ました。Bちゃんはその先生に向かって、Aくんとの一連の出来事についてスラスラと説明したのです。話し終わると、とてもスッキリした顔をしていました。その後、Bちゃんは私に「先生、私ね、きのう、うそをついたの」と打ち明けてきました。「誰についたの?」と尋ねると、「パパにうそをついた」と言うのです。

 Bちゃんの下には弟と赤ちゃんがいます。Bちゃんは、自分と弟がまだお母さんのおっぱいを飲んでいることや、お母さんが大好きなことを話してくれました。そして、弟とおっぱいの取り合いをし、弟が叩いてきたので負けずに叩き返したというのです。Bちゃんは「自分が叩いたことはパパに言わなかったんだ。うそをついたんだよ」と、ニコニコしながら言いました。

 私は「そうなんだ。うそをついたんだね」と受け止め、「今度そういうことがあったらどうする? また、うそをつくの?」と尋ねると、Bちゃんは「もう、つかない」と、しっかり答えました。

 また、「どうしてお友達を叩くの?」と尋ねると、「あのね、私も分からないの」と言うので、「叩いたときは良い気持ち? それとも嫌な気持ち?」と聞くと、「嫌な気持ち」と答えます。私が「そうか、嫌な気持ちなのね」と共感すると、ウンとうなずきました。そこでBちゃんに「自分でどうしようもない時は、お母さんにお祈りしてもらおうか」と提案すると、Bちゃんはとても喜びました。

 祝福子女は、親から祈ってもらうことが大好きなのです。Bちゃんのお母さんはこの話を真摯に受け止め、「私の精誠だけでは足りないと思うので、(一世の)おじいさんとおばあさんにも祈ってもらいます」と言ってくれました。

 血気・怒気を自制することは、幼児にはまだ難しいです。しかし、親が息子や娘の気持ちを酌み取り、祈ってあげることでだんだんと収まるようになります。

 

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