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2019年08月02日

『ムーンワールド』2019年7月号
読みどころ紹介⑤
聖書のこころ(26)
サウルの物語

 

 サムエルは年を取りました。将来を心配したイスラエルの民は王を立てることを願いました。ある日、神様は「ベニヤミンの地からイスラエルの王にする者を遣わす」とサムエルに言いました。翌日サムエルはその人に出会うと、彼に油を注ぎ「神様があなたを王とされました」と知らせました。彼はサウルという若者でした。数日してサムエルは民を集めて王を選ぶためにくじを引かせました。神様の導きによりサウルが当たりました。サウルが現れた時、だれよりも麗しく立派な体格のサウルを見て民は「王様万歳」と大喜びしました。

 サウル王の仕事は周囲の敵を撃退することでした。ある日、泣いている民にサウルが理由を尋ねると「アンモン人の残虐な王が全ての民の右目を取ると豪語している」と言うではないですか。サウルは激しい憤りを覚えました。すぐに集まった33万人もの兵はあっという間に彼らを撃退してしまいました。喜んだサムエルはギルガルで王国を一新しようと、そこに民を集めて語りました。「もしあなた方も、その王も神様に従うならばそれで良い。もし悪を行うならば、神様はあなた方を滅ぼすだろう。心をつくして神様に仕えなさい」。

 次はペリシテ人との戦いでした。多くの武器や戦車を持つペリシテ人に対し、サウルとその息子のヨナタン以外誰も武器がありませんでした。恐れる民と、今にも襲ってくるペリシテ人。神様の助けが必要だったサウルは燔祭を行うサムエルを待っていました。約束の7日を過ぎてもサムエルは来ません。とうとうサウルは自分で燔祭を捧げました。その後に到着したサムエルはサウルを叱り、「あなたが神様の命令を守らなかったので、その王国は続かない」と告げました。しかし神様は民を導いてペリシテ人を追い出し、民を救いました。

 「アマレク人とその家畜も持ち物も全て滅ぼし尽くせ」と神様はサウルに命じました。サウルは先祖を助けてくれた他の部族を避難させ、アマレク人と戦い、撃退しました。しかし神様の命に背いて、その王と家畜の良いものは生かしておきました。神様はサムエルに言いました。「わたしはサウルを王にしたことを悔いる。彼はわたしの言葉を行わなかった」。一晩中必死に祈ったサムエルは朝早くにサウルに告げました。「あなたが神様の言葉を捨てたので、神様もまたあなたを捨てて、王の位から退けられました」。サムエルは二度とサウルに会いませんでしたが、サウルのために悲しむ心は消えませんでした。

 

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