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2018年11月07日

『祝福家庭』90号(2018年秋季号)読みどころ紹介④
祝福家庭の皆様へ・阿部美樹家庭教育局長
「堕落性」を脱ぐ生活と「創造本性」を伸ばす生活

 

 

神様を愛する生活

 

 堕落性を脱ぐ生活とは、サタンから受け継いだ悪なる性稟を脱ぎ捨てる「サタン分立の生活」です。

 一方、創造本性を伸ばす生活は、神様から創造された本来の本性を伸ばすこと、育むこと、引き出すことなど、「神様に似るための精誠の生活」であり、「神様を愛する生活」です。

 堕落性を脱ぐことが信仰生活のゴールではなく、「神様に似る」ことが何よりも大切な本質的テーマになります。「堕落性本性」は4つに大別することができますが、一つずつ具体的に確認してみましょう。

 第1の堕落性は「神と同じ立場に立てない」ことです。

 これに対して、「自己中心の愛をもたないようにしよう」ではなく、「神様を中心として愛する生活をしよう」という肯定的な発想をするように努力してみてはいかがでしょうか。

 「不信や嫉妬、妬みをもたないようにしよう」という〝抑制の姿勢〟ではなく、「信じて、讃美して、共感しよう」という〝信頼の姿勢〟で生活をしてみましょう。

 第2の堕落性は、「自己の位置を離れる」ことです。堕落人間は、自己の分限と位置を離れて不義なる感情をもちやすいものです。

 例えば、「不平不満や怒り」もその一つです。それに対して「不満や怒りをもたないようにしよう」と思ったとしても、その思いを主管することは簡単ではありません。

 それどころか、不満や怒りの原因が〝目の前の人や環境のせいだ〟と考えた瞬間、その思いはさらに高まったりします。

 ですから、どんな境遇の中にあっても、「感謝しよう、笑顔になろう」と心がけてみたらいかがでしょうか。

 良いことがあったら、「神様の導き」として感謝し、何もなくても「神様の守り」として感謝し、困難や苦難に直面しても「神様の試練・訓練」として感謝する姿勢をもつことです。何事にも「ありがとうございます」と感謝の思いを捧げた瞬間、サタンは相対することはできません。

 また、「怒り」の正反対の感情表現は「笑顔」です。笑いながら怒ることはできず、怒りながら笑うこともできません。ですから、笑顔をつくることは、「怒り」という堕落性を寄せつけないばかりか、反対に創造本性を伸ばす行いになります。

 

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