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2018年08月16日

『祝福家庭』89号(2018年夏季号)読みどころ紹介④
堀正一副会長の講話
「二世圏祝福に向かう父母の姿勢について」

 

 

 今は父母マッチングの時代となり、父母が中心になって進めるようになりました。私たち全てが、真の父母様が残してくださった心情の伝統を相続し、祝福の歴史を重ねていかなければなりません。本当に天が喜ばれる祝福とは、一人も欠けることなく、全員が結ばれる祝福の姿であることを、私は真の父母様のお姿から学びました。

 難しい事情がある子女たちにも、何とか道を開き、「最後の一人まで」祝福を授けようと、真の父母様は、この上なく真剣に精誠を尽くし、霊的なアンテナを高めて臨まれました。父母全体が、真の父母様の心情を体恤し、伝統を相続した心情共同体となってマッチングを進めていけば、天の協助が豊かにあることでしょう。

 父母の皆様におかれては、「より良い人をどう選ぶか」と悩まれると思いますが、真の父母様は、天一国マッチング時代に「夢などの啓示で教えられた相手」「兄弟姉妹のような懐かしい感じのする相手」という基準で、「天が選んでくださった相手を見いだすようにしなさい」と指導されています。本当に精誠が大事だと感じます。

 伝統を相続し、精誠を捧げ、祈りながら導かれるマッチング文化の定着、安着により、人間的な事情を越えて祈ることで、隠れた〝天の宝〟を見いだしていく道が広がると思います。二世圏祝福も一層進んでいくと思います。

 今後の二世青年祝福には、一世(信仰二世)、祝福二世に加えて三世も増えていきます。信仰の出発点が違っても、全て神様の子供であり、みな素晴らしい兄弟姉妹です。

 一人一人を愛しておられる神様の観点に立って祝福が一層進むことを願います。

 「100点の人を探そう」とするのではなく、「60点ぐらいの人に双方の父母たちの5点ずつの力を合わせて80点にし、残りの20点を相対者に免除してもらって100点にして送り出す」というのが、多くを見てきた者としての実感です。祝福を受けた夫婦は、互いを理解し、許し合い、不足を補い合いつつ、共に成長していく「共生の道」を歩み始めます。

 祝福家庭同士の協力と温かい励ましの中で、初めは不足な若者たちであっても、立派な夫婦として出発させていただきたいと思います。

 

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