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青少年事情と教育を考える 318
闇バイト、8割が「友人・先輩の紹介」

ナビゲーター:中田 孝誠

 いわゆる「闇バイト」が大きな社会問題になっています。
 栃木県上三川町で起きた強盗殺人事件では4人の高校生が関わったことが明らかになり、社会を驚かせました。

 警察庁がまとめた昨年1年間の少年非行のデータでは、匿名・流動型犯罪グループの犯罪に関わった少年は、詐欺が425人(検挙者全体の1割近く)、強盗では116人(全体の約4割)でした。
 しかも、関わるようになったきっかけがSNSだったケースは、詐欺で28.7%、強盗ではわずか6.9%です。SNSが少年たちに与える影響はもちろん大きいですが、それだけで犯罪に関わるわけではないようです。

 また、法務省が先月公表した少年院の入所者への調査結果(昨年8月に調査。回答数は1769件)を見ると、「闇バイトを行ったことがある」と答えたのは554人、全体の32.8%です。その中でも、行った回数が「25回」が38.9%、「10回以上」が28.0%に上っています。

 闇バイトに関わるようになったきっかけは、「友人・先輩などから紹介された」が実に83.7%で最も高く、「SNSで見つけた」は22.0%でした。

 行った理由(複数回答)でも、「お金がほしかったから」(76.4%)、「簡単に稼げそうだったから」(59.5%)が半数を超えていますが、「友達などまわりの人もやっていたから」も47.8%で、上記の「友人・先輩などから紹介」と合わせ、少年たちの身近なつながりが大きく影響したことを示唆しています。

 ちなみに、法務省の調査では、闇バイトを行ったことを「後悔している」は60.8%で、39.2%が「後悔していない」と答えています。