スマホで立ち読み Vol.39
『今輝ける真の愛 蘇る神の言』14

統一思想研究院・著

(光言社・刊『今輝ける真の愛 蘇る神の言』〈2017年3月21日初版第1刷発行〉より)

 スマホで立ち読み第39弾、『今輝ける真の愛 蘇る神の言』を毎週木曜日(予定)にお届けします。

 崩壊の一途をたどる現代社会の倫理観。本書は、純潔の重要性や神の創造目的、家庭観について解き、正しい倫理観とは何かを考える一冊です。

---

Ⅰ 蘇る神の言

二 堕落論

(二)罪はいかにして生じたのか

 人間に罪が生じた根本原因は何でしょうか。『聖書』の創世記には次のように書かれています。

 エデンの園の中央に生命(いのち)の木と善悪を知る木がありました。神は、他の多くの木の実は自由に食べてよいが、「善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」(創世記217)と、アダムとエバに戒めを与えました。

▲エデンの園

 ところがアダムとエバは、神の戒めを破って善悪を知る木の実を取って食べ、それが罪の根となり、彼らはエデンの園から追放されました。その結果、アダムとエバの子孫である人類も楽園から追放されてしまったのです。

  ここで問題になるのは、善悪を知る木の実とは、文字通りの果物なのか、あるいは何かを比喩しているのかということです。人間は毒キノコと分かっていれば、そのキノコを絶対に食べようとしません。ですから善悪を知る木の実が毒リンゴのようなものと分かっていたならば、アダムとエバは絶対に食べなかったことでしょう。とすれば、善悪を知る木の実とは、死をも恐れない強烈な刺激を与えるものであったとみなければなりません。

---

 次回は、「生命の木と善悪を知る木の意味するもの」をお届けします。



「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ

『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』を書籍でご覧になりたいかたは、コチラから