スマホで立ち読み Vol.39
『今輝ける真の愛 蘇る神の言』13

統一思想研究院・著

(光言社・刊『今輝ける真の愛 蘇る神の言』〈2017年3月21日初版第1刷発行〉より)

 スマホで立ち読み第39弾、『今輝ける真の愛 蘇る神の言』を毎週木曜日(予定)にお届けします。

 崩壊の一途をたどる現代社会の倫理観。本書は、純潔の重要性や神の創造目的、家庭観について解き、正しい倫理観とは何かを考える一冊です。

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Ⅰ 蘇る神の言

二 堕落論

 『聖書』や『コーラン』の失楽園の物語は比喩的、象徴的に描かれていましたが、文鮮明(ムン・ソンミョン)師はその背後に隠された真の意味を解き明かしました。次にその概要を紹介します。

(一)人間の矛盾性

 堕落した人間はいかなる存在になっているのでしょうか。使徒パウロが「わたしの欲している善はしないで、欲していない悪は、これを行(おこな)っている」(ローマ719)と語っているように、人間の心の中で善と悪の二つの心が闘っているのです。それを人間の矛盾性と言います。善なる心に従うときは喜びと安らぎがありますが、悪なる心に従うときには不安と責め苦にさいなまれます。

 人間の心の中にある善なる心を本心と言い、悪なる心を邪心と言います。本心は善霊と善の主体である神に通じており、邪心は悪霊と悪の主体である悪魔(サタン)に通じています。

▲人間の矛盾性

 どんな悪人でも、悪を行いたくて悪を行うのではありません。「つい、出来心で」、「欲心に負けて」、「かっとなって」、「怒りに身をまかせて」、「魔が入った」などと言いながら、願わない悪を行ってしまうのです。

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 次回は、「罪はいかにして生じたのか」をお届けします。



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