2025.08.07 22:00
スマホで立ち読み Vol.39
『今輝ける真の愛 蘇る神の言』12
統一思想研究院・著
スマホで立ち読み第39弾、『今輝ける真の愛 蘇る神の言』を毎週木曜日(予定)にお届けします。
崩壊の一途をたどる現代社会の倫理観。本書は、純潔の重要性や神の創造目的、家庭観について解き、正しい倫理観とは何かを考える一冊です。
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Ⅰ 蘇る神の言
一 人間に与えられた神の言
(二)聖人を通じて与えられた神の言(ことば)
(6)ヒンドゥー教
ヒンドゥー教も同様に、不倫、離婚を厳しく諌(いさ)めています。
人は他人の妻に対し淫乱な思いを抱いてはならない。ましてやそのために彼女に言い寄ってはならない。何故なら、その様な男は、将来這(は)い回る虫に生まれ変わるであろう。姦通(かんつう)の罪を犯す者は、現世においても來世においても罰せられる。何故なら、彼の現世において生きるに日々は短縮され、死ねば地獄に落ちるからである。(ヴィシュヌ・プラーナ3・11)
夫は神より与えられた妻を娶(めと)るのであって、自らの意志によって[娶るの]ではない。常に、神々にとって好ましい事柄を行い、貞節な彼女を扶養すべし。[夫婦は]死ぬまでお互いを裏切ってはならない。一言で言えばこれが夫婦にとっての最高の生き方(ダルマ)であると知るべし。(マヌ法典9・95、101)
一族の滅亡において、永遠なる一族の美徳(ダルマ/義務)は滅びる。美徳が滅びる時、不徳(アダルマ)が一族を支配する。不徳の支配により、一族の婦女たちが堕落する。婦女たちが堕落すれば、種姓(ヴァルナ)の混乱が生ずる。このような混乱は、一族の破壊者と一族とを地獄に導く。(バガヴァッド・ギーター1・40~42)
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次回は、「人間の矛盾性」をお届けします。