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ほぼ5分で読める統一運動 58
第二教主としての韓鶴子総裁の使命と責任がなされる時

稲森 一郎

 1991年917日、第1回「アジア平和女性連合」大会が、日本の東京ペイNKホールにおいて、日本の知識層の女性が7000人以上参加する中で開催されました。

 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁は、同連合の顧問として、招請講演(題目「アジアと世界を救う真の愛運動」)を行いました。

 日本でのアジア平和女性連合第1回大会の開催は、エバ国家である日本を通じて、文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子夫妻による女性運動が韓国に上陸するという目的で行われました。

 そのような背景から、19911031日、「アジア平和女性連合」韓国支部創設大会がソウル市のリトルエンジェルス芸術会館において、各界各層の女性指導者2000人以上が参席する中で開催されたのです。

 文鮮明師は以下のように述べています。

 「今、女性時代が来ました。母子協助時代に入ったというのです。それゆえに、母親たちがあらゆる精誠を尽くすようになれば、二世が発動するようになっているのです」(『真の御父母様の生涯路程⑨』、288ページ)

 文師のメッセージは、アジア平和女性連合は女性時代の到来を告げるものであり、やがて、この組織は大きくなって「世界平和女性連合」になるのだと説明し、さらにその後に、「家庭連合」の時代に入るであろうと予告しました。

 このような摂理的段階の見通しを示したとおり、1992410日、韓国・ソウル市の蚕室オリンピック・メインスタジアムで「世界平和女性連合」創設大会が開催されたのです。

 文鮮明師は、同連合の創設大会の直前行事として行われた1267双の世界既成家庭合同祝福式の祝祷の中で、今後、全世界的な女性解放の総帥として、韓鶴子総裁が立たれることを宣言しました。

 「先祖たちの犯した罪を、この時間を通して赦(ゆる)してくださるようお願い申し上げます。そのような歴史を新しく復帰するために、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の基準まで、真の父母は十字架を背負い、蕩減復帰の路程を開拓してきました。
 今は、世界的頂上に上がりました。万民が反対しても崩れることのない勝利権を立て、その勝利の基台を築いた現在において、1992410日を中心として、お母様(韓鶴子総裁)が全世界的な女性解放の宣布とともに、大きな大会を開くようになりました」同、350351ページ

 また、統一運動の主導者、文鮮明師の教祖の立場を、やがて韓鶴子総裁が継承するという内容を、文師は1990年3月に明らかにしていました。

 韓総裁自身が、自叙伝の中で以下のように記しています。

 「1990327日、統一教会の名節(記念日)の一つである『真の父母の日』を迎え、アメリカのニューヨークで行われた記念礼拝で『女性全体解放圏』が宣布されることで、私は統一教会の第二教主となりました。
 その後、19941127日には、ニューヨークのベルベディアで第二教主としての私の公的使命が改めて公表され、その意義が強調されました」『人類の涙をぬぐう平和の母』、220ページ)

 文鮮明師は、本格的な女性解放圏時代の到来により、韓鶴子総裁の使命と責任が「第二教主」であることを明言していたのです。

 現在、世界を背負って、「人類一家族世界」という神様のビジョンを実現するために、夜もなく昼もなく働いている韓総裁の姿は、涙ぐましいものがあります。

 「ホーリーマザー・ハン(Holy Mother Han)」の名称は、今や全世界に広がって、若者たちの間でも口々にその名を呼び求めています。
 「平和の母」韓鶴子総裁は、名実ともに、文鮮明師の後継者「第二教主」として立っているのです。