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心情開拓
心霊を育てる生活原則(214)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』〈200549日第3版発行〉より)

25 両親伝道と主人伝道のポイント

▲李耀翰先生

◆親を伝道する上で大切なことは何でしょうか?

 それは人によって違います。親と一緒に暮らしている人と、離れて生活している人とでは、具体的な接し方が異なってきます。

◆親と離れている場合はどうでしょうか?

 まず、手紙で自分の生活を親に報告しなければいけません。人間関係において学んだこと、他人のために生きたこと、また、課題をどのように乗り越えていったかなどを報告するのです。

 また、なるべく訪問するように心掛けなければなりません。食口(シック)の中には、親が近くに住んでいるのに、ほったらかしにしている人がいます。また、親に対して無関心な人がいます。先祖は親をほったらかしにした人を見て、いかに悲しむでしょうか。霊界も悲しみます。

◆親と一緒に生活している人、また、親の近くで生活している場合は、どのように接していったらよいのでしょうか?

 メシヤとしてその家庭に派遣されたと思って、僕(しもべ)の姿勢で親に接していくことです。親の心情をもって、僕の生活をするのです。愛を与える生活、侍る生活をすることです。

 自分の親、自分の家庭という観念を捨てなければなりません。統一教会は嫌だけれども、自分の息子、娘は褒めざるを得ない。まずはこう言われるようにならなければいけません。母親に信頼される息子、娘になる。これが信仰基台です。

 「息子、娘の態度が以前と変わった」と、そう言って教会を訪ねてきたお母さんがいました。ですから、母親が慰められるほど、僕の立場になって尽くしていくことです。

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 次回は、「伝道において一番大切なこと」をお届けします。


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