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青年の希望 14

 あの『文鮮明(ムン・ソンミョン)師御夫妻メッセージ集 青年の希望』が、30年の時を超えてBlessed Lifeに掲載されることになりました。
 「膨大な文師の講話集の中から、特に日本の青年に対して希望を与えようと、日本語で語られたもの」が選ばれ、まとめられたみ言集です。
 若い世代はもちろん、全世代にお読みいただきたい、読めば読むほど、元気が出てくるメッセージ集です。(一部、編集部が加筆・修正)


(光言社・刊『文鮮明師御夫妻メッセージ集 青年の希望』〈1995年11月10日初版発行〉より)

まず私たちが理想の人に

 世界の問題に対する解答は、個人の問題に対する解答でもあります。一人の人間によって、人間が悪化し、そして復帰するのを見いだす時、世界をも復帰することができるのです。私たちはこの点を強調しなければなりません。

 私たちは、世界ではなく、まず私たち自身とかかわりをもたなければなりません。それが完全なものの始まりです。世界がどんなに平和に、幸福になろうとも、人間が幸福になることができないならば、その世界は人間と何の関係もありません。
 不完全な人間が、完全なものをつくることは不可能です。

 他のだれかが理想の人となるのを望む前に、まず私たちが理想の人とならなければなりません。
 理想の人間は、過去と現在を代表して語るべきです。彼はまた、未来のための何かをもっていなければなりません。

 もし、これらすべてを成せる人がいるならば、その人こそ最初の理想の人間と呼ばれるでしょう。この一人の人が認めない何かがあるならば、それは理想とは言えません。
 このような方向を真剣に探し求める、そのような現代の文化や運動でなければなりません。

 過去の人類文化がどんなに親愛な、貴重な、価値あるものであったとしても、それは来たるべき未来のものとは比較になりません。いったん「過去」を投げ捨ててしまいなさい。そうすれば皆さんは新しいものを見いだすでしょう。

 この観点に立てば、神が備えてくださった永遠なる道を、私たちは進むことでしょう。もしそれを望むならば、どんな青年でも、神はすぐに知ってくださるでしょう。目標を目指して進もうとする青年を、神は守るでしょう。
 それが最も重要な理想であり、青年が抱くことのできる最高の理想です。

 もし、このような人生を生きる天性と決意があるならば、その時彼は、過去の歴史の宝となるでしょう。そして現代の宝となり、来たる永遠の未来の宝となるでしょう。

(続く)

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 次回は、「聖なる結婚をお届けします。