2024.12.24 22:00
青年の希望 5
あの『文鮮明(ムン・ソンミョン)師御夫妻メッセージ集 青年の希望』が、30年の時を超えてBlessed Lifeに掲載されることになりました。
「膨大な文師の講話集の中から、特に日本の青年に対して希望を与えようと、日本語で語られたもの」が選ばれ、まとめられたみ言集です。
若い世代はもちろん、全世代にお読みいただきたい、読めば読むほど、元気が出てくるメッセージ集です。(一部、編集部が加筆・修正)
人間は神を中心としなければならない
私たちは個人と人類についてだけ語っているのではありません。ある人が神との関係を完成しようとする時、初めて彼は理想的青年となることでしょう。
もし神がおられるなら、神はどんなお方でしょうか。皆さんは、既に神は全体の中心におられる方であると、漠然と考えていたかもしれません。
神の中にあって、私たちは過去、現在、そして未来を表すことができるのです。東西南北、どの方向からであろうと、私たちは神を中心としなければなりません。神は全宇宙の中心となるべき本質でなければなりません。
それでは神と人間とは、いかなる関係にあるべきでしょうか。
人間は生まれながら、神に似ているのです。いわば人間は、神に、あるいは神のようになりたいのです。しかし、もし人間自身が神の実体となるならば、人間にはもはや、主体と対象の関係はありません。
理想的であるためには、私たちは縦的(時間的)関係とともに、横的(空間的)関係をもたなければなりません。
そこで私たちは、外的にも内的にも完全な関係をもつために、二つの特性をもっています。
ある人は肉体を中心として生きたいと思い、また逆に、心と魂を中心として生きたいと思う人もいます。
私たちが外的なことを中心とするとき、それらは過ぎ去り、消滅していきます。また私たちの内的弱さゆえに、安易に強い悪の力に侵入されるということを、体験や過去の経験から学んでよく知っています。
ですから人間にとって絶対的に必要なものとは、内的な強さであり、これは欠くことのできないものです。
心と体の間の一致と調和を見いだして、初めて私たちは、理想のようなものを見るようになるのです。正にこの一点において、神と出会うのです。
当然私たちは、神を中心として心と体が一体化した生活を願っています。これが一個人の内に成される時、そのような完全に調和した個人は、神と一体化したいと願うのです。それが人間の欲望なのです。
既に知っているように、皆さんは、強い心をもつ時、強い人間になります。ここから一つの必然的な結論が導き出されます。
それは、私たち自身、心と体において完全に一体化する時、また私たちの心が主体的立場に立ち、肉身が相対的位置において主管される時、私たちは神御自身のように強くなるということです。
結論をごく簡単にいえば、心と体が完全に一体となる時、人間は理想的になり、理想というものが分かってくるのです。
(続く)
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次回は、「天国とは統一された世界」をお届けします。