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【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』101号(2021年夏季号)
「幼児教育」
〜神の子も「パンツ、おしり、おしっこ、うんち、おちんちん、おっぱい」と言います!〜

光の子園 副園長・村上小夜子

 今回は、多くのお母さん、お父さんの頭を悩ませているであろう「パンツ、おしり、おしっこ、うんち、おちんちん、おっぱい」事件を紹介します。

誰にでも起こりうる「パンツ事件」
 先日、園バスの中で、ある男の子が女の子に「パンツを見せて」と言ったそうです。女の子が嫌だと答えると、男の子が「1点あげるから」と言いました。それでも、女の子は見せませんでした。
 しかしその後、女の子は「100点くれたらいいよ」とキュロットスカートの中のパンツを少し見せたそうです。

 女の子のお母さんは、ふだんから「パンツで覆われている部分は、大事なところだから人に見せてはいけないよ」と話し、レギンスやスパッツを履かせていました。
 しかし、その日は暑かったので履かなかったそうです。連絡帳には、履かせなかったことに対する後悔が書かれていました。

 男の子は「(パンツを見せてと)言ってない」と主張していましたが、「もしかしてさ、1点あげるって言った?」と聞くと、あっさり認めて「そうだよ〜!」と悪びれずに笑いました。

 女の子は、パンツを見せてはいけないことは、お母さんから聞いていたといいます。しかし、見せた理由を聞くと黙ってしまいました。「バスの先生に言ったらよかったね〜」と言うと、「迷惑がかかるから……」という言葉が返ってきました。
 これには驚きました。両親も保育士も“迷惑”という言葉は、ほとんど使いません。しかし、世の中の風潮からそのように思ったのでしょう。申し訳ないと思いました。

 男の子のお母さんは「えーっっ!? うちの子がそんなこと言ったんですか!?」と仰天していました。
 が、実際は誰にでも起こりうることなのです。

 私は子供たちに“パンツを履く理由”を、次のように話しました。
 「パンツで隠れる部分(おちんちん、お股、おしり)は天の父母様(神様)がいちばん心を込めてつくられた大事なところです。だから、外に出さないために、パンツやズボン、スカートを履きます。
 もし、パンツを履かずに遊んでいたら、ばい菌や虫が入ってきて、病気になってしまいます。そして、うんちやおしっこが出なければ死んでしまいます。だから、清潔に保っておくことが大事です」
 このように、幼児期は健康面や役割を中心に話すと理解してくれます。

 そして、「お外にいるとき、お父さんとお母さんがいないところでは、絶対にパンツを脱いだり見せたりしてはいけません」と話すと、子供たちは「分かった。もうしない」と言いました。

お母さんへの愛情表現
 子供たちは「パンツ、おしり、おしっこ、うんち、おちんちん、おっぱい」という単語が大好きです。その全盛期は、4~6歳(年少〜年長の初め)頃です。
 6歳頃になると、分別がつくようになります。ただし、満足いくまで言わせていかないと、いずれ再燃します。
 では、なぜそういう単語が大好きなのでしょうか?

 それは、“お母さんつながり”であり、 “愛の出発点、生命の維持に関するところ”だからです。うれしくて、懐かしくて、その言葉を思いのままに表現したいのです。
 つまり、「お母さんが大好き!」なのです。

 子供たちには、 “卑猥な言葉”という考えはありません。子供同士で「うんち」と言い合っているとき、「はいはい、うんちをお土産にしましょうか?」と言ってみると、「やだー!!」とゲラゲラ笑って“消滅”していきます。
 大人のおおらかな対応も必要です。

 『子どもの本当の気持ちが見えるようになる本』(原坂一郎 著)に「子供はいちばんに“お母さん大好き!”であり、頭の中は“お母さん”でいっぱい」といった内容がありました。
 子供はいつも「お母さんに愛されたい! 振り向いてもらいたい!」と思っているため、このように大人が理解できないような“愛してください”のサインを出すこともあります。なので、その合図をむやみにはねつけるのは良くないのです。

【神様も初めて出会う子女の個性真理体】
座間保裕園長

 お医者さんも“いちばん細菌が多い”と言う生殖器をきれいに保つことは、子供の健康につながります。また、そのような教育を通して、生殖器の大切さは子供にも伝わります。

 これまで生殖器は罪や恥として捉えられていましたが、本然の世界にはそういう概念はありません。私は小さい頃、うんちが出ないことがありました。そのとき、おばあちゃんがおしりのうんちを吸い取ってくれたそうです。これこそ愛の極致です。

 また、祝福子女の良いもの悪いもの全てを「パンタナール精神」で包み抱える文化が必要です。
 「愛と性」は最も貴く、神様が宿られるところですが、思春期になると親子共に口にしにくくなります。しかし全ての問題の解決は“子供が親に何でも正直に話して、親もそれを受け止めているかどうか”にかかっています。

 親はもちろん、天の父母様も、個性真理体として見たら、その子女の教育は初めてです。だからこそ、夫婦・親子間で疎通し、天の父母様にも尋ねながら、「なるほど!」と良心が腑に落ちたところで、加減が分かってくるのです。
 それぞれの家庭に働かれる生きた天の父母様に出会いましょう。

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 こちらの内容は『祝福家庭』101号「幼児教育」で詳しくお読みいただけます。

 このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。

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