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男女の違いと夫婦の関係 12

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第一章 変わり行く日本人の家庭像

4)結婚の破綻が本人に及ぼす影響

 さらに、アメリカほど離婚・再婚が日常的に行われる社会であったとしても、結婚生活の破綻は、本人たちに大きな影響を与えているとフェイガン氏は言います。

・平均余命の短縮……離婚した白人男性が早死にする割合は、結婚している場合の4倍。

・肉体的健康の悪化。

・精神的健康の悪化。

・経済的状況の低下。

 以上のような調査結果は、アメリカでのことであり、日本にすべてが当てはまるとは言えないかもしれません。
 しかし、これらの内容が決して他人事ではないということは、教育・医療・警察・法務などに従事している人、あるいは、家庭問題のカウンセリング等の現場に携わっている方なら誰でも身に染みて感じていることです。
 少なくとも今、日本は家庭問題を中心に、歴史的にも大きな曲がり角に来ていることは間違いありません。人類の誕生以来、「家庭」は社会と国家の基礎であり、家庭倫理の崩壊が一文明国家の衰亡をもたらすことは歴史がよく示すところです。
 また、家庭が崩壊したとき、家族の幸福も、地域社会も、国家も、大きな危機に直面することになることは、現在既に我々が経験し始めているところです。

 では、そのような家庭崩壊はどこから始まるのかというと、結局夫婦関係の破綻からであることは言うまでもありません。
 従って、今こそ正しい家庭づくりのための、より良い夫婦のあり方をもう一度真剣に考えなければならない時に来ているのではないでしょうか。

 どのようにすれば夫婦が仲良くなることができ、どのようにすれば険悪な関係に陥るのか、そこには必ずポイントがあるはずです。夫婦間の愛情に関する法則を共に探し、学ぶことが、まさに本書の目的とするところです。

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 次回は、「夫婦の愛は何年もつか」をお届けします。

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◆同シリーズの前作「うまくいく夫婦仲の法則」はコチラから