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男女の違いと夫婦の関係 11

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第一章 変わり行く日本人の家庭像

3)両親の離婚が子供に与える影響

 アメリカでは、その年1年間に両親の離婚を経験した子供の人数は、1950年に25万人であったのが、1970年代に急増して、現在では110万人に上るそうです。また、離婚した片親とともに住んでいる子供は、1993年の時点で750万人いたのが、現在は810万人に増えています。
 研究の結果、両親の離婚は次のようなリスクを増加させているとフェイガン氏は指摘しています。

・両親に対する愛情が減退し、後に結婚に対して好悪相半(こうおあいなか)ばする感情を持つようになり、結婚する前に同棲する可能性が高くなる。

・友人や将来の配偶者との間に生じる葛藤(かっとう)を処理する能力に欠ける場合が多く、その結果、離婚の可能性が高くなる。

・女子の間では一層この傾向が強くなる。

・子供が10代の時に両親が離婚した場合には、簡単にフリーセックスに陥りやすくなる。10代の少女の妊娠が増加し、10代の少年は怒りに任せて暴力を振るうようになる。

・仲間たちとうまくいかなくなり、社会的不安や拒絶される恐怖を感じやすくなる。

・家庭の収入がかなり下がるために(2842%)、住居を変えざるを得なくなる。必然的に隣人関係も変わることになる。

・少なくともしばらくの間は、学校の成績が下がり、学校での総合的な実績が下がる。

・長期的には、身体的健康が弱くなり、寿命が短くなる。

・麻薬の濫用(らんよう)が増加し、喫煙も増加する。

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 次回は、「結婚の破綻が本人に及ぼす影響」をお届けします。

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◆同シリーズの前作「うまくいく夫婦仲の法則」はコチラから