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信仰の伝統
教会創立以前から文鮮明先生に侍って(106)

 家庭連合の信仰の長兄である金元弼(キム・ウォンピル)先生(1928~2010)の講話をまとめた書籍、「信仰の伝統」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 本書を通じて神様の深い愛と文鮮明先生の心情の世界、信仰の在り方を学ぶことができます。

金元弼・著

(光言社・刊『信仰の伝統 教会創立以前から文鮮明先生に侍って』より)

第二部[講話集]生命と愛と理想を懸けて
六、完全な救い

▲金元弼先生

天宙的な自分を形成したか

 メシヤを中心として、いかに「ために生きる」私になったか、メシヤの願いにかなう天宙的な自分を形成したかということが問題です。兄弟のために生きたら、兄弟は私を嫌がりません。それが実証です。

 今、私たちはみ旨の前に、人類のために活動しています。メシヤを中心として、一致していく完成の道なのです。私はこれをしたいと喜んでやる人も、義務と使命感で、神はこうであるから……としてやる人も、本質においては同じです。人のために、私の愛を捧げるのです。人のためになったということは、生きがいとなります。心が良くなります。その確証としては、自分が完成していく過程において、本当に良かったという生きがいを感じるのです。

 完成の確証というのは、人々が私を好むようになるか、嫌がるか、それで分かります。私を好まないというのは、ためにならないから好まないのです。人は、その人のためになってくれる人を好むものです。

 メシヤが私たちに、これをしなさいと言われます。そして私たちが動けば、発展するのです。動くということは作用することであり、作用するということは授受することであり、授受すれば繁殖します。神から受けた愛を発展させるためには、人のために生きるという心を発展させていかなければなりません。個人のために成功すれば家庭の中へ、家庭のために成功すれば氏族の中へ、このようにして天宙のために、神のためにと、完成という基準に向かっていくのです。これが有り難い指導者です。

 偉大なる指導者は、何のために私たちを導いていくのですか。次元の大きい道へ導いていく人が偉大な指導者なのです。

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 次回は、「最高の基準にまで導くメシヤ」をお届けします。


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