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心情開拓
心霊を育てる生活原則(104)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』より)

5 牧会で兄弟を育てる
(1973年10月4日)

▲李耀翰先生

牧会者と本人の責任

 み言(ことば)を聞いて刺激を受けた人は、功労のある後孫です。知能指数が違うのです。また聞いて、決意をした人は、知能のレベルが違うのです。祖先のいい人が入ってきたのです。

 そこまでは功労のおかげで到着はしたけれども、今度は牧会者と本人の責任によって、新しく出発しなければならいのに、みな落ちてしまうのです。それが教会の悩みなのです。毎日復興会をやっても、人は増えない。

 しかし、み言を聞いて、プラスになることを知った人は、怒られても、けっとばされても、何をやっても出ていかないのです。いじめても、けっとばしても、それを愛と思うのです。本当はいじめても、愛と思うのです。(笑い)

 その時がプラスになった人には、いじめても、こらしめても、大丈夫です。

 しかし、み言を聞いてもプラスになっていない人は、寂しいのです。それを教会長は、牧会で育てていかなければならないのです。いかに育てるかという問題が出てきます。

 だから私は、いつも言うのです、「問題は簡単です」と。神と自分との関係があいまいで、自分とアベルが密接でないということです。その中でみな、心霊が暗くなっていくのです。それ以外は、あまり問題ではないのです。

 今、自分がやっていることが、心のままにいかないこととか、み旨の前に相当な決意をもっているけれど、何か精神的に押さえられていることとかを、全部話せば、その日から全然変わった気持ちになれるのです。

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 次回は、「病気になる人」をお届けします。


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