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信仰の伝統
教会創立以前から文鮮明先生に侍って(65)

 家庭連合の信仰の長兄である金元弼(キム・ウォンピル)先生(1928~2010)の講話をまとめた書籍、「信仰の伝統」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 本書を通じて神様の深い愛と文鮮明先生の心情の世界、信仰の在り方を学ぶことができます。

金元弼・著

(光言社・刊『信仰の伝統 教会創立以前から文鮮明先生に侍って』より)

第二部[講話集]生命と愛と理想を懸けて
一、何よりも神のものを愛する

▲金元弼先生

自分から進んでする人

 私が韓国を留守にしていた時のことです。ある家庭の婦人が教会を訪ねてきました。彼女は、全然霊体験のない人で、また、勉強もしていない人です。先生の霊が彼女を支配するのです。もう普通の顔ではありません。霊の主管を受ける人の顔を見たことがありますか。はっきり区別がつきます。

 その人は、すべてを先生のように行います。名前も、「誰々さん」と呼びます。教会長であっても、部長であっても、その人の前では、先生の前に座るように座るのです。そしてナショナル・リーダーであっても、教会長であっても、「誰々」と呼ぶのです。そうしたらもう、ナショナル・リーダーでも、ひざまずいて黙っているのです。そして、「これが間違っている。あれが間違っている」という話をします。私たちは、そういうことをたくさん経験しました。

 その人から先生の霊が離れますと、本当にすまないという顔をします。メンバーの中には、それがなかなか信じられない人がいます。しかし、何回もそういう体験をさせられて、やっと分かるのです。ワシントン大会(1976918日)の時には、霊界がいろいろなことを具体的に教えてくれました。条件祈祷をして、霊能者の言いつけを守って、様々な条件を立てたりしました。そういう時には、こういうことを今やっていますという手紙を先生に出すのです。

 こういう霊界の協助がないと、私たちの一体化というのは難しいのです。リーダーが誤っていることを、メンバーとしてはなかなか言えません。カインはアベルを通じていくのですから、アベルの批判をすることを喜びません。そういう時には、霊能者を通じて、リーダーの過ちを教えてくれるのです。たまには、メンバーに夢を見させて教えてくれることもあります。

 たまたま統一教会の霊能者とか統一教会のメンバーを通じて教えると、同じ教会員ですから、なかなか言うことを聞かない時があります。そういう時には、神は統一教会のメンバーでない、ほかの宗教人を入れて教えます。

 親も同じです。親の言うことを子供が聞かない時には、ほかの人が教えるのです。世の中でもそうでしょう。自分の親の言うことを聞かない者は、警察の人が来て罰を与えたりします。自分の家で、「お前が聞かなかったら、大変なことになるのに」と言いながら、教えてあげても聞かないで、社会に出て勝手なことをして過ちを犯したら、今度は親の代わりに警察が罰を与えるのです。

 私たちが言うことをよく聞いていくならば、今お話ししたようなことはないだろうと思います。いつもいつも難しいことを言ってすみません。皆様がこういう話を聞かないと、先生は御自身のことを話されませんから、先生は私たちと同じだなあと思ってしまい、いろいろつまずくことがあると思いまして、お話ししました。

 先生は原理を通じて、歴史的な神の心情やすべてのことを教えてくださいました。そして私たち自身がどれくらい誤っているのか、よくやっているのかを、自分で判断できるように教えてくださるのです。

 先生は、「お前、これが間違っている」「これをしなければいけない」とは教えません。御自身の行いを見せることによって教えようとされるのであって、言葉で話して教えることはなかなかされません。

 ですから、自分で理解して自分でやるのを、先生は一番喜ばれます。「これをやりなさい」と言われてやるのは、神の喜びとなりません。お礼を言う時にも、私は親のおかげでこのように有り難いと、心から「ありがとうございます」と言うのを喜ばれます。

 そうでなくて、「おいお前、親に礼をしなければいけないよ」と言われてからするのでは喜ばれません。言われたならばよく聞き、言われなかったらやらないという人は、出世できません。幼い時はそれでいいのです。それからのちは、親が、神が喜ばれるのを知って、自分から進んでする人、言われる前に自分でする人、それが、神の一番喜ばれる人です。

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 次回は、「段階に応じて語られるみ言」をお届けします。


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