シリーズ・「宗教」を読み解く 207
宗教統一と世界平和⑦
「世界基督教統一神霊協会」の名称に込められた意味とは?

ナビゲーター:石丸 志信

 「世界基督教統一神霊協会」は19545月に創立された。
 文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁は、なぜこのような名称にしたのか。
 それは、いかなる教派にも属したくなく、かといってもう一つ他の教派をつくる考えもなかったからだと、その理由を自叙伝の中に記している。

 「『世界基督教』は古今東西にわたるキリスト教のすべてを意味し、『統一』は今後行くべき目的性を意味します。『神霊』は父子関係の愛を中心とする霊肉界の調和を暗示した表現で、簡単に言うと『神様中心の霊界を背景とする』という意味です。特に統一は、神の願う理想世界をつくっていくための私の理想でした」(光言社文庫版『平和を愛する世界人として』142ページ)

 「私が願ったのは教派ではない教会でした。真の宗教は、自分の教団を犠牲にしてでも国を救おうとし、国を犠牲にしてでも世界を救おうとするものです。いかなる場合であっても、教派が優先にはなり得ません」(同上、143ページ)

▲創立当時の「世界基督教統一神霊協会」

 この言葉どおり、文総裁は「世界基督教統一神霊協会」を土台として超教派運動を展開し、それを基軸として宗教対話のアリーナをつくり、超宗教平和運動へと発展させている。

 統一教会は1970415日に韓国宗教協議会に加入し、韓国内での本格的な宗教連合運動に乗り出す。
 この協議会を通して七大宗教と関係を結び、数多くの教団が一つとなって救国のための活動を進めていくようになる。(『真の父母経』第11篇、第1章、第4節参照)