シリーズ・「宗教」を読み解く 191
第117回「超宗教フォーラム」・日韓トンネル現場巡礼①
神を中心とした自由、平和、幸福への道

ナビゲーター:石丸 志信

 9月に開催した「第116回 超宗教フォーラム~聖火の郷巡礼ツアー」に参加した宗教者代表は、次回の超宗教フォーラムを九州で開催することとした。

 11月4日から、唐津の日韓トンネル調査斜坑現場を皮切りに対馬、壱岐の現場を訪問し、日韓友好と日韓海底トンネル構想の成就を祈る計画だ。

▲唐津から望む玄界灘、壱岐・対馬

 本年は、文鮮明総裁が「第10回 科学の統一に関する国際会議(ICUS)」(1981年11月10日)の基調講演で世界平和の実現のための日韓トンネル・国際ハイウェイ構想を提案されてから40周年に当たる。

▲日韓トンネル調査斜坑現場

 文総裁は、基調講演の結論でこう述べている。
 「以上のような内容の結論として、私から一つの提案をしたいことがあります。それは中国から韓国を通り、日本に至るアジア圏大平和高速道路を建設し、全世界に通じる自由圏大平和高速道路を建設することです。中国大陸から韓半島を縦断して、トンネルか鉄橋で日本列島と連結し、日本を縦断する自由が保障される国際平和高速道路圏のことをいうのです」(天一国経典『平和経』第五篇⑦絶対価値と新しい世界の創造 748ページ)

 ここに提唱された国際ハイウェイ構想は、神を中心とした自由、平和、幸福の道であり、その基(もとい)となる父の国と母の国の紐帯(ちゅうたい)となる日韓トンネルであったことが分かる。

 今回の日韓トンネル現場巡礼ツアーが、環太平洋圏に平和の基を据えるためのこの構想が実現するよう宗教者が心合わせて祈る時間としていきたい。