https://www.kogensha.jp

新・熱き祈祷のすすめ 34

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第五章 祈りの実践

10 注意点

③人に聞かせる祈りになっていないか
 信仰が長くなると、よく陥りがちなことがあります。例えば、代表祈祷に自分が当たったとします。すると、「うまく祈らなければ」、「筋道を立てて祈らなければ」、「皆を感動させなければ」など、いろいろな思いが働いて、いつしか黙祷して聞いているほかの人たちに聞かせる祈りになっていることがあるのです。こうなると、祈りの本質からずれてしまいます。

 神に向かうのが祈りです。人に言いたいことがあるのなら、直接その人に言えばいいのです。祈りの中で、講演のようにとうとうと述べたり、人に対して裁いたりしてはなりません。祈りはどこまでも、無形なる神に対して捧げるものです。

 心霊や心情の世界でないと、神と交わりをもつことができないのです。天地を創造された唯一、絶対なる神、私たちの親である心情の神に対して、かかわり合いを求めていくことが、祈りの本質です。

 以上、祈祷においての闘い、そして勝利を得るまでの実践について、学んできました。この内容は、全員がそうしなければならないというものではありません。百人いれば百人の人がそれぞれに取り組んでいけば、それぞれの境地が開かれ、突破口が開かれていくはずです。一人一人無限に、いろいろな形の研究の仕方、取り組み方があると思います。

---

 次回は、「具体的な取り組み方 ①いつ祈るのか」をお届けします。


◆『新・熱き祈祷のすすめ』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ