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新・熱き祈祷のすすめ 35

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第五章 祈りの実践

11 具体的な取り組み方

 では、次に真正面から祈祷に取り組んでみる場合の参考として、具体的な取り組み方について述べてみましょう。

①いつ祈るのか
 まず、毎日祈ることです。一日の中では、朝が良いでしょう。しかし、朝の祈りは心情が乗りにくく、一番大変です。それだけに、逆に朝の祈りに打ち込んでいけば、その一日が霊的に導かれて歩めますから、非常に重要なわけです。

②期間・時刻・時間を決める
 また、期間を決め、時刻を決め、時間を決めることが大切です。期間とは、何日から何日までという期間であり、40日なら40日間ということです。時刻は、朝6時なら6時からということであり、時間は、21分間、40分間という時間です。祈祷の境地を切り開くために本格的な取り組みをする場合は、この期間と時刻と時間をきちんと決めて、取り組んでいくことが必要なのです。

 私の場合、あえて祈祷会という形を取りました。というのは、自分一人で取り組んでいくと、意志の弱い人間ですから、何か特別なことがあったり、大変になったりしたら、すぐにやめてしまうのではないか、と考えたからです。自分の弱さを知って、それを封じ込め、逃れられないように、祈祷会というものにしたのです。自分が提唱した祈祷会ですから、どんなに大変でも、避けるわけにはいかないのです。

③時刻がきたら問答無用で祈りの座に
 次に、決めた時間がきたら、問答無用で祈りの座に着くということです。前日の夜遅くまで仕事をして、目は覚めたものの体が鉛のように重くてよく動かない時、「きょうはもうやめておこう」と思うことがあります。そしていったんつらいと感じたら、「午後にはこういう大事な仕事もあるし……」と、やらないほうがいいと思う理由が十も二十も出てきます。しかし、それらを全部、「問答無用。それがどうした」と自分に言い聞かせて、切っていくのです。問答無用で祈りの座に着く闘いに勝利しなければなりません。

 しかし、そんな時でも、たとえわずか21分間でも全身の力を打ち込んで祈っていくと、祈祷が終わった時は、まるで霊的なシャワーでも浴びたように、霊肉の疲れがいつしか吹き飛んでしまっているのです。霊肉の疲れから復活するように、引き上げられ、力を与えられることを何度も体験しました。

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 次回は、「具体的な取り組み方 ④決めた時間内は闘い続ける」をお届けします。


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