シリーズ・「宗教」を読み解く 150
WCLC創設1周年記念「ILC特別ウェビナー」開催

ナビゲーター:石丸 志信

 12月4、5日(米国ラスベガス時間、日本時間5日、6日)に開催されたWCLC(世界キリスト教指導者会議)創設1周年記念セミナーに併せて、各大陸でもIAPD(平和と開発のための宗教者協議会)とWCLCに関わるテーマでウェビナーが開催された。

 日本では、12月17日に、ILC(国際指導者会議)特別学習会(WCLCセッション)とILC特別懇談会(IAPDセッション)の二つのセッションからなるウェビナーを開催した。

 前半は「キリスト教一致運動と超宗教平和運動」の主題を掲げ、全国各地で平和大使運動に携わる担当者らおよそ100人がオンラインで参加した。

 魚谷俊輔UPF-Japan事務総長の司会で始まり、梶栗正義UPF-Japan議長の歓迎の辞。その後に、WCLC創設委員の宮原亨牧師が「キリスト教の世界平和運動から見たUPFの意義」の講演を行った。

 特に、世界的に高名なキリスト教指導者であった賀川豊彦の信仰と業績に触れ、賀川はキリスト教精神に基づいて具体的に世界の平和のための国際機構をつくろうとしたと語った。
 その夢がUPF(天宙平和連合)に具現化しているのを見て、「牧師として、賀川の精神を受け継ぎ発展させていきたい」と述べた。

 続いて、石丸志信・世界平和宗教連合会長が「超宗教平和運動の歩みとWCLCの意義」について講演した。

 文鮮明総裁夫妻が主導してきた超教派運動ならびに超宗教平和運動を概観し、その集大成として創設されたIAPDとWCLCの意義を示した。