自叙伝書写 感動体験集
第50回 書写で夫婦関係が円満になり祝福結婚へ

(東京都、63歳 主婦)

 私は2年近く書写をしてきましたが、いま振り返れば、正直なところ、いい加減に、適当にやってきたのだと思います。ですから、いろいろな場所で、たくさんの書写の証しを聞いてきましたが、「ああ、そんなものなのかな」「なんで、私は書写しているのに、幸福がやってこないのだろう」と感じるくらいで、自分自身の書写に対する態度を改めようとはしませんでした。

 けれども、こんな私にも願い事がありました。それは、もっともっと夫と仲良くして、人生を過ごしたい。できたらこの世だけでなく、あの世に行っても永遠に愛し合い、支え合うことができるような、そんな幸せな夫婦になりたいということです。直接、夫に「あなたと永遠に愛し合える夫婦でいたい。そんな約束がしたい」と話したこともありましたが、「何をばかなこと言ってるんだ」と言われるのが関の山でした。

 なぜ夫は私の気持ちが分かってくれないのかなと、少し寂しい気持ちになっていた時、一緒に書写をしている仲間にそのことを話したところ、「あなた、心を込めて書写をしてないでしょう。本当に願い事をかなえたいと思ったら、ただ書写をするのではなく、心を込めて書写しないと駄目よ」と言われました。その時初めて、「私は書写に対しても、夫に対しても、いい加減にやってきたな」と感じました。

 私はその日から、精いっぱいの真心を込めて書写をするように心掛けました。毎朝、朝早く同じ時間に起きてきちんと身支度をして、カーテンを開け、すがすがしい朝の太陽の光を部屋に取り入れてから、書写を始めるようにしました。書写そのものに対する姿勢も変えました。まず、み言(文鮮明先生の教え)を心を込めてゆっくり訓読し、その上でさらに心を込めて書写をするようにしました。

 このように書写をするようになったら、一日の出発に、何か大きなエネルギーを天の父母様(神様)からもらったような感じがして、何事にも感謝して生活できるようになりました。すると、毎日、朝日を見てから書写をすることが楽しくなり、より一層真心を込めて書写ができるようになりました。

 夫に対しても、要求よりも感謝の気持ちが大きくなっていきました。
 するとどうでしょう。今月の初めに、なんと夫が「お前、俺と永遠の夫婦になりたいって言ってたよな。俺もお前と永遠の夫婦でいたいと思うよ」と言ってくれたのです。私はうれしくてうれしくて、たまりませんでした。そして、「ああ、皆が話しているように、本当に書写をしていると、願い事がかなうんだ」と実感しました。

 こうして私たち夫婦は、今年の2月に祝福結婚を受けることができました。そればかりでなく、夫は、本当に永遠に仲の良い夫婦になろうと、教会(世界平和統一家庭連合)で勉強するようになりました。私たち夫婦が仲良くなったからでしょうか。息子まで統一原理を勉強するために、原理復興会に来てくれました。

 これからも真心を込めて書写を続け、もっともっと仲の良い夫婦になりたいです。書写を真剣に続けたら、本当に自分を変えられるし、家庭円満になり、願い事はかなうんだと、たくさんの人に教えてあげたいと思います。

 書写を教えてくれた天の父母様と文鮮明先生ご夫妻に心から感謝しています。