私の心の中にいる神様 26
嫁とはこうあるべき!

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

嫁とはこうあるべき!

 息子夫婦と同居しています。
 同居を始める時、嫁と私との間で家事の分担を決めました。初めはうまくいっていたのですが、孫が生まれた頃から嫁が体調を崩すようになり、私が嫁の分までフォローすることが増えてきました。

 私は「どうして、こんな簡単なこともできないのか」と、ささいなことで気分が悪くなり、つい言わなくてもいいことを言ってしまうようになりました。

 そんな嫁に対する不満や葛藤を乗り越えさせてくれたのが、「自己牧会プログラム」でした。特に「自覚を取り戻す」ワークや「心の目で見る」ワークにはとても助けられました。

 「自覚を取り戻す」ワークは、自分本意の考えに囚(とら)われていることに気付いたら、一旦その思考を止め、意識を「今ここ」に置く、つまり目の前の現象に意識を集中してみるというものです。

 その場合、「今私は茶碗を洗っている」「テレビの音が流れている」「家の外を車が走っている」など、自分のしていること、あるいは目の前に起こっていることを一つ一つ実況中継してみます。そうすると、少なくとも「今ここ」には何の不安も恐れもないことに気が付くのです。

 こうして心が平安になると、
 「嫁ができなければ、できる人がフォローすればいいんだ」
 「全てを要求せず、家事は家事、子守は子守、だんらんはだんらん、と割り切って考えればいいんだ」
 と思えるようになり、心が楽になりました。

 「心の目で見る」ワークでは、相手に対する不満や嫌な気持ちが湧いてきたとき、「真の愛を中心として正しく見させてください」と唱えていきます。
 それを続ける中で、「嫁とはこうあるべき」という過去の教育から来る固定観念が、イライラの原因だということに気付かされました。

 その固定観念を手放すために、「思いどおりでなくても大丈夫」と唱えていくと、「当たり前のことは何一つないんだ。たとえ今は何もできなくても、嫁に来てくれただけでありがたいんだ」という思いになり、感謝の気持ちさえ湧いてきたのです。

 もちろん今でも嫁に対して、「これはできてしかるべきでしょ」という思いになることもありますが、そのたびに意識を「今ここ」に置き、心の目で相手を見るように心掛けています。

 「自己牧会プログラム」を知らなかったら、今も嫁に対する不満や葛藤をそのままぶつけ続けていたかもしれません。心から感謝しています。

(女性 70代)

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 次回(7月25日)は、「誰にでも輝く良心がある」をお届けします。


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