私の心の中にいる神様 24
私を牧会してくれる良心

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

私を牧会してくれる良心

 私には3人の子供(娘2人と息子1人)がいます。長女は4年前に、長男と次女は2020孝情天宙祝福式で祝福を受け、家族全員が祝福家庭になることができました。
 ここに至るまでには、「自己牧会プログラム」の恩恵が大きかったことを実感しています。

 昨年に入って間もなく、長男が突然大学をやめて、下宿先から帰ってきました。理由も分からず、これからどうするつもりなのかも分からず、私は戸惑うばかりでした。
 ところが、そんな私の心配をよそに、妻が長男の祝福の準備を始めてしまったのです。

 私は、長男のことも妻のことも含め、この展開を受け入れることができませんでした。
 そこで、「心の目で見る」ワークをしながら、「今のこの状況を、真の愛を中心として正しく見させてください」と祈りました。

 すると、良心からのこんな答えを感じました。
 「息子の将来を心配する以上に、彼のことを受け入れてあげたらいいよ」
 「祝福には時がある。それを決めるのは神様だから、委ねたらいいね」
 この言葉に、私は牧会されたのです。

 それから、妻と息子と私の3人で話す時間を持ちました。その話の中で将来の方向性が少し見えかけた、まさにその時、電話がかかってきたのです。電話の主は、その1年後、息子の相対者となるかたのお母さんで、長男への交流の申し入れでした。

 次女の交流相手が決まったのは祝福式の半年前で、お互いの家族が会えたのは4カ月前、そして約婚は40日前でした。私はこの子の祝福は2021年かなと思っていましたが、本人たちは2020年に受けると決意していました。

 ところが、祝福式まであと1カ月ほどという頃になって、娘の主体者が、「仕事の都合で、祝福式に参加できなくなった」と言ってきました。
 私はこの状況をどう捉えたらいいか、良心に尋ねてみました。

 すると、返ってきた答えはとても意外なものでした。
 「面白くなってきたね」
 「え? 面白いって、どういうことですか?」
 「現実に起きていることに囚(とら)われなくてもいいんだね。祝福は神様が導いているからね」

 その言葉に、頭では納得できていないのですが、心は不思議と平安になったのです。
 すると、祝福を受けてうれしそうにしている子供たちの姿が、イメージとなってありありと浮かんできました。
 その後、娘の主体者は諦めずに上司に掛け合い、その結果、上司が配慮してくれて、祝福式に参加できたのです。

 今、それぞれ家庭出発の準備をしているところですが、性格や信仰観の違いから、悩み、葛藤することもあるようです。
 そんな子供たちを心配する私に、良心からこのような言葉がありました。

 「悩むことができる相手がいてよかったね。それは2人にとって必要なことだと思うよ」

 このように、私の中の小さな神様である良心は、いつも私を励まし、希望を持たせてくれるのです。

(男性 60代)

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 次回(7月11日)は、「良心が最も喜ぶこと」をお届けします。


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