私の心の中にいる神様 23
既に自分の中に正しい答えがある

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

既に自分の中に正しい答えがある

 私は台湾で日本人の天一国青年宣教師から導かれ、2018年に自己牧会プログラムを学び始めました。このプログラムは、私に大きな変化をもたらしました。

 以前の私は、何をする時もマイナス的な思いに囚(とら)われていました。
 例えば、どこかに向かって道を歩いている時は、
 「人が多いから、ぶつかってけがをするかもしれない」
 「何かアクシデントがあって、約束の時間に間に合わなかったらどうしよう」
 など、常に不安と共にあったのです。

 けれども今は違います。道ばたの草花に気付き、大空に目をやり、日差しを意識し、そして自分自身を意識します。すると、美しい景色を見ることができる目に感謝、大地の上を歩くことができる両足に感謝と、いろいろな感謝の思いでいっぱいになるのです。

 また、以前の私には夜更かしの習慣がありました。夜、気分が良くなると、眠るのが嫌になります。そして何か作業を始めてしまうと、それを完成させるまで寝ないのです。その結果、寝不足になり、昼夜が逆転してしまうのです。健康に悪いし、自分でも良くないと思っていました。

 夜更しをやめるために、私はこんなことを考えていました。
 「厳格な決まりを作ろう。夜11時までにベッドに入らなかったら、これこれの罰則を課すというふうに──」

 良心もきっとそう言うに違いないと思い、尋ねてみました。
 「どうしたら夜更かしを改めることができるでしょうか?」
 すると突然、ある感覚を覚えたのです。良心が私に語り掛けているのだと分かりました。
 そして、良心のこんな言葉を感じたのです。
 「自分をもう少し愛してやれば、それでいいんだよ!」

 私は、「わ~、そうだね。それは本当に良い考えだ!」と思いました。
 私はこのとき初めて、自分自身を傷つけてきたことに気が付いたのです。夜更かしもそう、体に悪い物を食べるのもそう。こういう良くない習慣は、全て自分自身を大切にせず、愛していないところから来ています。
 私は、「自分をもう少し愛してやればいい」という言葉に大いに啓発され、これこそ根本的な解決をもたらす考えだと悟りました。

 このように良心と対話することで、自分の中にある正しい考えを発見できるようになりました。私の中の良心は、愛と許しと感謝、知恵に満ちていて、素晴らしく、そして不思議です!

(台湾人女性 20代)

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 次回は、「私を牧会してくれる良心」をお届けします。


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