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統一原理127のポイント 67
創造目的を完成した人間の価値を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第七章 キリスト論
66 創造目的を完成した人間の価値を説明してください。(『原理講論』、252〜254ページ)

[神と完成した人間との二性性相的な関係から]
 無形の心に似た実体対象として創造されたのが体であるように、無形の神に似た実体対象として創造されたのが人間です。神と完成した人間とが四位基台をつくって一体となれば、人間は神の心情を完全に体恤(たいじゅつ)できる生活をするようになるので、この関係は断ち切ることのできないものとなります。このように創造目的を完成した人間は、神が常に宿ることができる宮となり、神性をもつようになるので、神のような価値をもつようになります。

[人間創造の目的を中心として]
 神が人間を創造された目的は人間を通して、喜びを得るためでした。人間は誰でも、他の人がもっていない特性を各々もっています。個性が全く同じ人は一人もいません。したがって、神に内在しているある個性体の主体的な二性性相に対する刺激的な喜びを、相対的に起こすことができる実体対象は、その二性性相の実体として展開されたその一個性体しかないのです。ゆえに、創造目的を完成した人間は誰でもこの宇宙間において、唯一無二の存在です。(天上天下唯我独尊)

[人間と被造世界の関係から]
 創造目的を完成した人間は、霊人体で無形世界を、肉身では有形世界を各々主管するように創造されているので、全被造世界の主管者となります。また有形、無形の二つの世界は、人間を媒介として、お互いに授受作用をすることにより、初めて、神の実体対象としての世界をつくるのです。人間の霊人体は無形世界を総合した実体相であり、その肉身は有形世界を総合した実体相であるので、創造目的を完成した人間は天宙を総合した実体相ともなります。したがって、人間は天宙的な価値をもっているのです。

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 次回(7月5日)は、「完成人間とイエスの価値について説明し、また、イエスと堕落人間の相違について説明してください」をお届けします。