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統一原理127のポイント 68
完成人間とイエスの価値について説明し、また、イエスと堕落人間の相違について説明してください

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(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第七章 キリスト論
67 完成人間とイエスの価値について説明し、また、イエスと堕落人間の相違について説明してください。(『原理講論』、256〜257ページ)

[創造目的の完成から見た人間とイエス(256〜257)]
 完成した人間は、神のような神性をもつはずの価値的な存在であり、唯一無二の存在であり、天宙的な存在です。イエスは、正に、このような価値をもっておられる方です。しかし、イエスがもっておられる価値がいくら大きいといっても、創造理想を完成した男性がもっている価値以上のものをもつことはできません。このようにイエスは、あくまでも創造目的を完成した人間として来られた方であるのです。

[堕落人間とイエス(261〜262)]
 イエスは創造目的を完成した人間としての価値をみな備えておられるので、天使をはじめ、全ての被造世界を主管する資格をもっておられます。またイエスには原罪がないので、サタンが侵入できる何らの条件もありません。そしてイエスは神のみ旨を完全に知っておられるとともに、その心情をも完全に体恤した立場において生活しておられます。

 それに対して、堕落人間は、自分より低級に創造された天使を仰ぎ見る程度の賤(いや)しい立場に落ちてしまい、原罪があるのでサタンの侵入できる条件がそのまま残っています。そして堕落人間は、神のみ旨とその心情を知ることができません。したがって、人間は堕落した状態にとどまっている限り、何らの価値もない存在ですが、真の父母としてのイエスによって重生(じゅうせい)され、原罪を脱いで善の子女になれば、イエスのように創造目的を完成した人間に復帰されるのです。ここには、父と子としての順位があるだけで、その本然の価値には少しの差異もありません。

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 次回(7月12日)は、「イエスが神御自身であるという聖句を原理的に説明してください」をお届けします。