私の心の中にいる神様 13
良心は裁かない

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

良心は裁かない

 「自己牧会プログラム」には「良心との対話」のワークがあります。何かを否定している時、嫌な気持ちに襲われた時、迷った時など、このワークをしながら良心に問い掛けると、時としてお茶目で、思いがけない答えが返ってくることがあります。

 私はカップ麺が大好きで、職場での昼食も毎日のようにカップ麺です。するとある時、同僚から「健康に良くないよ」と注意されてしまいました。

 大好きなカップ麺を否定され、心穏やかでなくなった私は、「良心がいいと言えばOKだ」と自分に言い聞かせ、尋ねてみました。

 「食べてもいいですか?」

 すると、なんと「いいよ」という答えが返ってきたのです。「駄目」と言われるかと冷や冷やしていたので、うれしくなりました。

 ところがその一方で、「本当にいいのかなあ」という思いも拭えないのです。体に良くないことは分かっていましたから。

 そこで念のために、言い方を変えてもう一度尋ねてみたのです。

 「食べない方がいいですか?」

 良心の答えはこうでした。
 「その方が、もっといいね」

 この答えには参りました。もし最初から頭ごなしに「駄目だ」と言われたら、反発していたでしょう。「二度と尋ねないぞ」という思いにもなったかもしれません。

 良心は決して私を裁かないし、否定しません。私を生まれた時から見てきた良心ですから、どのようにしたら私が受け入れやすいかをよく分かって、絶妙な答えを返してくれるのです。

 「良心と一緒に楽しむ時間をもたなければなりません。……(良心と)最も親しい友人になってみなさい」(『後天時代と真の愛の絶対価値』)というみ言をかみしめる日々です。

(男性、50代)

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 次回は「吸い殻さん、ありがとう」をお届けします。


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