私の心の中にいる神様 11
20年ぶりの親孝行

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。
毎週土曜日に配信予定です。

20年ぶりの親孝行

 韓日祝福を受けて韓国に嫁ぎ、韓国生活は20年になります。

 私の両親は反対牧師(家庭連合会員への棄教のための拉致・監禁に関わり脱会を強要するキリスト教牧師)とつながって激しく反対していたため、この20年の間、連絡することも会うこともできずにいました。

 2014年に初めて家族で実家(石川県)に行った時、結局会ってもらえなかったというつらい過去があり、それ以来、実家の家族と向き合うことがとても難しくなっていました。

 しかし「自己牧会プログラム」に出合い、「良心と対話する」ワークを実践するようになると、私の良心が「会ってもらえなくても、会いに行かなければならない」と叫び続けているのが分かってきたのです。

 そして、「今まで親孝行をしてあげられなくて申し訳なかった」と心から思えるようになり、親の苦しみも以前より深く感じられて、もう一度会いに行ってみようという気持ちが強まってきました。

 2019年2月末、心を奮い立たせて、娘と一緒に帰省しました。教会に入教して以来、初めて実家の敷居をまたぎ、母と会うことができました。母は私と娘に「よく来たね」と言ってくれました。

 しかし、なぜか父の姿が見えません。
 聞けば、父はその3年前に自殺していたのです。2014年に私が会いに行った時に、私を追い返してしまったことに対する後悔が、父の心を痛めていたようです。

 私はショックで泣きながら母を抱き締めました。そして、「こんなに遅くなってしまってごめんなさい。これからは親孝行できるように頑張るから」と謝りました。

 自己牧会プログラムを通して心が勇気づけられ、親に会いに行くという一歩を踏み出すことができました。本当に天一国時代が来たのだなと実感しています。

(在韓日本婦人 50代)

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 次回は、「自分を批判する人の幸せを祈る」をお届けします。


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