私の心の中にいる神様 10
当たり前のことは何もない

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!

 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。

 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

当たり前のことは何もない

 新型コロナウイルスの影響で、礼拝や集会、街頭伝道などの教会活動がストップしてしまいました。

 私は教会の総務をしているので、その立場上、感染防止の注意事項、スケジュールの変更や中止などを所属教会員に周知徹底することに気を配る毎日です。いつも神経を張り巡らせていて、正直、ストレスがたまることも多くありました。

 しかしそういう業務を続ける中で、日曜日に礼拝をささげること、教会員が教会に来てくれること、教会員と話をしたりお茶を飲んだりすることなど、日常の何気ない一つ一つがどんなにありがたいことであったかが、よく分かるようになりました。

 「自己牧会プログラム」には「人と万物に感謝する」ワークがあります。このワークでは、「当たり前のことは何もないのだから、日頃から、そばにいる人や、そばにある万物に感謝しよう」と教えているのですが、改めてこのことを実感するようになったのです。

 ある朝、電車に乗って教会に向かっていたときのことです。

 満員電車はウイルスに感染しやすい空間ですから、この期間、ピリピリしながら乗ることが多かったのですが、この朝は「乗っているだけで目的地に運んでくれるなんて、なんて便利なんだろう」と、今さらながら電車への感謝の気持ちが湧いてきました。

 やがて教会に着きてエレベーターに乗った時も、「ボタンを押して立っているだけで、上まで連れていってくれるのか」と新鮮な感動を覚えました。そして、「君はなんて、すごいやつなんだ。君を発明した人は天才だね」と、エレベーターに向かってつぶやいていました。

 現実を見れば心配だらけですが、視点を変えてみると、本来そこには何の恐れも不安もなく、ただ神様の愛が満ちていることを発見します。

 こういう時だからこそ、「人と万物に感謝する」ワークを続けながら、自己伝道、内部伝道に取り組み、周りを天国にする生活をしていきたいと思います。

(男性、40代)

---

 次回は、「20年ぶりの親孝行」をお届けします。


◆本編で紹介されている『自己牧会プログラム』の、ワークの内容を詳しく書籍でご覧になりたいかたはコチラ