シリーズ・「宗教」を読み解く 80
IAPD-Japanアジア宗教者交流ツアー③

「2019 第19回 宗教と平和のライフキャンプ」に参加

ナビゲーター:石丸 志信

 IAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)アジア宗教者交流ツアー2日目の7月17日、台北で一泊した一行は台湾中北部に移動、昼前に苗栗県の天帝教天安太和道場に到着した。

 IAPD-KoreaとIAPD-Japanの宗教者たちは、この道場で開催される、中華民国宗教平和協議会(TCRP)が主催する「2019第19回 宗教と平和のライフキャンプ」にこぞって参加した。

 TCRPは台湾の諸宗教が協力して世界平和に貢献するために設立された既存の団体。1994年9月17日に台北で設立大会を開催し、その時、カトリック教会、プロテスタント教会、仏教、天帝教などの宗教代表50人以上が集まって発足した。

 同年11月25日に台湾内政部により民間全国組織として正式に登録された。現在15団体が加盟している。「統一教(現台湾家庭連合)」と「中華天地正教」の2団体が統一運動の宗教団体としてTCRPに正式加盟している。

 「2019 第19回 宗教と平和のライフキャンプ」は4日間続き、台湾国内の10以上の宗教団体の他、韓国、日本、フランス、イタリア、コンゴ、インドからの特別招待者らを合わせて120人が参加した。
 同協会25周年の記念行事にふさわしく、国際的なキャンプともなった。(続く)