コラム・週刊Blessed Life 54
世界中から日本に押し寄せる外国人観光客

新海 一朗(コラムニスト)

 日本に関する最近のニュースの中で、話題に上るのは、日本を訪れる外国人観光客の飛躍的な増加についてです。
 とにかく、世界中から日本に押し寄せる観光客が激増中であるということです。

 2018年に日本を訪れた外国人観光客数は、ついに、3,119万人に達したということで、これから先、毎年、4,000万人、5,000万人と増えていくことが予想されます。

 何がこんなに日本観光のブームを巻き起こす原因になっているのか気になります。

 2020のオリンピックもそうですが、日本を旅行した外国人が異口同音に言う言葉が、まず「安全」を挙げています。物を盗まれる心配がない、モノ(お金までも)をどこかに置き忘れてもちゃんと戻ってくる、夜一人で街中を歩いていても安全である、などの話が絶えません。

 さらに、日本人は「親切」である、「ルール」をちゃんと守る、街が「清潔」でごみが見当たらない、トイレは異次元の「ハイテク型」で、心地良いので国に持って帰りたい、食べ物の種類が多く、それらのどれもこれもがおいしいなどと語ります。

 東京、大阪などの都会は非常に楽しく刺激的で、そして、田舎もなかなか味わい深く魅力的だ、四季折々の自然が美しい、日本は、都会も田舎も自然も魅力に満ちている、自分はアニメオタクなので秋葉原を目指してやってきて念願がかなってうれしい、一度くらいの観光では到底日本を味わい尽くせないので、何度も来たいと思っている、などの話が、次々に外国人の口から聞かれます。

 こういう話がどんどん拡散されて、新しい来日観光客が増えているとみられます。

 ここで、問題になるのが宿泊施設の不足です。ホテルが足りないという事態が、都会でも観光地でも進行中で、政府は旅館業法の改正に踏み切り、大幅に規制を緩めました。
 利用されなくなった施設(既存のビル、店舗など)を急ピッチで宿泊施設に改造しているのです。

 外国人が押し寄せる有名な観光地では、予約満杯でホテルが取れないので、日本人観光客は日帰りツアーになってしまっているという状況です。

 外国人観光客の激増で、日本の各地で異変が起きているわけですが、日本人であれ外国人であれ、観光客を失望させることのないように、打つべき対策はちゃんと打って、温かく迎えてほしいと思います。