2026.04.24 17:00

青少年事情と教育を考える 315
ネット利用、「平日5時間以上」が高校生6割
ナビゲーター:中田 孝誠
子供たちのインターネットの利用状況に関する調査結果が3月に公表されました。
こども家庭庁の「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」です。毎年行われている調査ですが、最近の子供たちの状況を見ておきたいと思います。
調査は昨年11月から12月に実施されました。対象は満10歳から17歳の子供5000人とその保護者です。
このうち、小中高生の平日1日当たりのネット利用時間は年々増えており、平均約5時間27分で前年度より25分増えました。中でも「5時間以上」は47.6%とほぼ半数です。

年代別に見ると、小学生が平均3時間54分、中学生5時間24分、高校生6時間44分で、5時間以上は小学生28.8%、中学生48.0%、高校生では63.3%に上っています。
利用の内容は「動画視聴」や「ゲーム」がどの年代も8割から9割を占め、「検索・調べもの」が7割から9割です。
そして年代が上がるほど増えるのがSNSやメールなど「コミュニケーション」です。10歳では42%ですが、16歳、17歳の高校生世代では93%に達しました。
また、インターネット上で経験したこととして、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり睡眠不足になったりしたことがある」が、小学生14.5%、中学生24.5%、高校生では26.2%に上っていました。
「インターネットで知り合った人とメッセージやメールなどのやりとりをしたことがある」は中学生14.6%、高校生21.7%、「他人が見ることのできるSNS等で自分の情報を書き込んだことがある」高校生は11.1%です。
子供たちのインターネット利用、特にスマートフォンの利用ではさまざまな問題が指摘されていますが、中でも今一番の課題になっているのがSNS依存でしょう。
海外では規制する動きが広がっており、アメリカではグーグルなど運営する企業に多額の賠償命令が出されました。オーストラリアのように年齢制限を導入した国もあります。日本でも対応策が検討されています。